※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-01-06(Thu) [長年日記]
_ [Rail] 東京総合車両センターに東京臨海高速鉄道の70-000系
「ホームライナー小田原」で湘南新宿ラインを経由して帰宅。車窓の楽しみの一つに東京総合車両センター(旧・大井工場)がある。最近は山手線の205系を他線区向けに改造している姿が多く見られたが、この日は珍しく東京臨海高速鉄道(りんかい線)70-000系が2両含まれていた。70-000系は昨10/16のダイヤ改正で10両編成に統一された際、編成組み替えで「余った」分をJR東日本が購入したといわれている。どうやらその車両購入分の車両らしい。りんかい線時代の水色の帯はすでにはがされていたので、遠からず次に使われる線のラインカラーをしめた姿が見られるだろう。今後はどこの線で使うのだろうか。70-000系はJR東日本の209系がベースになっているので、209系を使用している路線である可能性が高そうだ。とはいえ、購入したのは6両、しかもそのうち4両が先頭車だ。不足する中間車はどうする?いまさら209系中間車を「再生産」するとも思えないし・・
(追記:ほんとにやりましたね、「再生産」(苦笑) )
ともかく、70-000系の再デビューが楽しみだ。りんかい線顔のJR車両、形式が何になるかも興味深い。
_ [Book][Rail] 「粗にして野だが卑ではない」石田礼助の生涯 (城山三郎・文春文庫)
自分と同じ石田姓の第5代国鉄総裁。Amazonでは表題のように「礼助」になっているが、本当は「示す偏に豊」のレイ。この本は単行本が出た時父が買ってきたのをすでに読んでいるのだが、 先日テレビ東京で「新幹線を作った男たち」というドラマを見た際、新幹線建設に重要な役割を果たした第四代総裁・十河信二の後釜としてちょっとだけ出てきた(そのためあまりいい役回りではなかった) のを見てまた読みたくなった。このドラマと違って、もっとカッコいい人だったはず。私の祖父も国鉄の技師だったし、石田姓で国鉄総裁ということで彼にはかなり親近感があるのだ。
若いときには読んだ後、もしかしたらこんなかっこいい大人になれるかと思ったりもしたが、現実はなかなか厳しい。しかし、彼が孫をかわいがる姿などは子供を持った今だからわかる気もする。これも「ホームライナー小田原」の車中で読み終わったが、ふと、数両先のグリーン車にかくしゃくとしたジェントルマン・石田氏が座っているような気がした。残念ながら、そのホームライナー小田原21号は彼の住まいのあった国府津の駅には停車しないのだが。
- 粗にして野だが卑ではない 石田礼助の生涯
- 著者:城山 三郎
- 出版社:文芸春秋
- ISBN: 4167139189