※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-03-02(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Liner][Rail] 湘南ライナー12号運休
熱海〜湯河原駅間での信号トラブルの影響で、いつも通勤に使っている湘南ライナー12号が運休になった。熱海〜東京間のダイヤが乱れたため、小田原発のライナーも影響を受けたということらしい。
_ 当日は少し寝坊してあわてて駅に駆け込んだのだが、改札を通るとライナーホームのシャッターがしまっている。一瞬乗り遅れたかとびっくりしたが、時計を見るとまだ発車時刻前。改札にもどって聞くと運休だという。いつもならシャッターの前に告知が張り出されているのだが、今回はどうしたのだろう。結局湘南新宿ラインの快速で出社した。
_ ライナーセット券は、運休となった分は月末に払い戻してもらえる。
以前は当日であっても払い戻して券面にその旨記す方法だったのだが、今回は券面に「3/2運休」と記して月末に払い戻すとのことであった。
_ [Model] MODEMOの箱根登山鉄道モハ2型購入
以前から気になっていたMODEMOの箱根登山鉄道モハ2型を購入。
パソコンの周辺機器だと2万円くらいでも結構平気で買ったりするのだが、模型となると千円でもかなり慎重になる。たぶん、「これを買うとXXが便利になる」といった「用途で購入する道具」と、「純粋な楽しみのために購入する模型」の違いが意識されるからだろう。今回も発売以来相当迷っていた。きっかけというか、相応の出費をする理由がほしかったというほうが正しいかもしれない。結局「もうすぐ売り切れそうだ!」という単純な理由だけで踏み切ってしまった。
_ 購入時の走行チェック、ライトチェックは問題なし。ただ、店の人も首をひねっていたのだがプラケースのふたのしまりが異様に固い。
_ さて、どんな舞台を用意してやろうか。
Bトレインと違って、こちらは絶対に子供には見せられないのでいろいろ大変だ。
2005-03-04(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][Telecom] 鉄道運行情報で「都営地下鉄」「横浜市営地下鉄」の情報も配信
JR東日本と東京モノレールの運行情報を携帯電話向けに提供している「鉄道運行情報」で、3月から都営地下鉄と横浜市営地下鉄の情報も配信するようになった。
iメニュー→タウン情報→乗換案内→鉄道運行情報
なお、JR東日本の列車運行情報サイト(パソコン向け)には都営や横浜市営の情報は出ていない。都営は個別に運行情報を提供しておりそちらが利用できる。横浜市営も検討中とのことなので今後が楽しみ。
- JR東日本 列車運行情報(関東)[jreast.co.jp]
- 東京都交通局[kotsu.metro.tokyo.jp]
- 横浜市交通局[city.yokohama.jp]
_ 携帯向けのサービスとしては、東急や京急なども運行情報を提供している。これらは外出時にこそ知りたい情報なので、携帯向けサービスとしてはうってつけだと思う。JR/都営/横浜市営の場合は無料のWebサービスと、通知する路線と時間帯を自由に選べる有料のメール配信サービスがある。「自社の鉄道の遅れの通知が有料とはけしからん」とする向きもあるようだが、私に関しては駅に着く前に遅延・運休対策が立てられるので、毎月200円に見合った情報を得ていると思っている。
_ ちなみにこのサービスの提供元は時刻表情報サービス株式会社[jikokuhyo.co.jp]というJR東日本の関連会社。今後も今回のように他社の情報を増やして「運行情報ポータル」に成長していけば、利便性も向上するし先のような「有料がけしからん」という意見も減っていくと思うのでがんばってほしいものだ。
_ [Liner][Rail] 湘南ライナー:茅ヶ崎駅発売の当日券の地紋が緑になっていた
普段は1ヶ月単位のライナーセット券を使っているので気がつかなかったのだが、ライナー券(上りの当日券※)の地紋がオレンジ色から緑色になったようだ。緑色を確認したのはライナー14号の券だが、いつから変更になったのか、またなぜ変更されたか、他の駅でもそうなのか、14号以外のライナーはどうなのかなど現在のところ一切不明。私が知る限り、ここ5年の間茅ヶ崎発売の当日券はずっとオレンジだったはず。これは数年前に券のサイズが変更になったことに続く大変更だ!・・・といっても、興味のある人は極めて少ないだろう。
_ 机の引き出しにここ数ヶ月分の下りの使用済みライナー券が放り込んであるのを思い出して引っ張り出して見たところ、新宿・渋谷のホームライナー小田原と品川の湘南ライナーの当日券は全部緑だった。東京駅発売分は3号・9号・11号・13号はオレンジだったが一枚だけ、1号のものが緑だった。これで思い当たるのは、1号は乗車口が2箇所あって、地紋の色で乗る号車が決まっていること。
_ そういえばライナー14号も乗車口が2箇所で、2-3号車と8号車に振り分けられていた。以前は券面を見て号車を確認する必要があったせいか、列車がホームに入ってからあわてて別な車両のドアに向かって走る人がたまに見受けられた。もしかするとその対策なのだろうか。色分けできれば一目で確認できる。
_ ライナー1号は券売機単位で乗車位置が決まっていたのでこのような方法が取れたのだと思うが、茅ヶ崎の券売機も号車別で売るようになったのだろうか。まさか1台の券売機が「2-3号車が満席になったら途中で台紙を変える」等という芸当をしているとも思えないし・・・
_ ※「当日券」と呼んでいるが、セット券以外の上りライナー券は前日の9:30から購入可能。
2005-03-07(Mon) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][踏切] 踏切:遮断機の作動遅れであわや衝突事故
列車ニアミス:JR踏切、作動装置に不備[mainichi-msn.co.jp](毎日)踏切脇に小屋があって、「踏切警手」が遮断機を上げ下げしていた時代はすでに大昔のこと。列車の本数・頻度・速度・両数は昔と大きく異なる。今回はそれに加えてダイヤの乱れがあったために起こった事件ではあるが、本来は起こってはならないことだけにJRには十分な対策が求められるのは当然。
しかし、「起こってはならない」こととそれが「起こりえる」ことは別だ。「起こってはならない」からといって起こったときの対策を考えないのは安全対策として失格。今回は幸いにも事故にはつながらなかったが、人命にかかわる問題には何段階にもわたる対策(フェイルセーフ)が必要だし、その中には設備的な対策もあれば規制・規程の制定・教育や運用といったソフト面の対策もある。
そして、今回は「列車が来たのに遮断機が下がらない」という事態が実際に起こった。二度と起こさないための対策は必要だが、これは「遮断機が下りないことも起こりえる」実例でもある。
踏切ノンストップの効用を説く議員のセンセイはこの点をどう説明するのだろう。サイトには<考えられる反論>として
万が一遮断機が誤作動したら危険ではないか。とあるのだが・・
それは交通信号でも同じ問題があり、少なくとも誤作動は有意に報告されたことはない。当然その精度を上げるべくあらゆる努力はすべきであるが、そのことで一時停止義務を維持する理由にはならない
なんにせよ、私は踏切では一時停止する。よく確認して事故に遭わないのが一番。
どこぞのセンセイの言葉に賛同して事故になっても、誰も助けてはくれない。
これがほんとのジコ責任。(駄洒落かよ)
_ [Rail][踏切] 踏切:列車不通区間の踏切一時停止は必要か
列車不通でも踏切は一時停止を JR高山線で“違反車”相次ぐ[chunichi.co.jp](中日新聞)同じ「踏切ノンストップ」ネタだが、こちらはどうだろう。
台風の被害でもうずいぶんと長いこと不通になっている高山本線で、踏切での一時停止を求めている。理由は
- 一時停止しない癖がつくと事故につながる
- 復旧時
- 不通を知らず一時停止した車への追突
- 復旧作業時の通過列車がありうる
当面復旧の見込みもないようだし、列車が本当に来ない踏切で一時停止の指導はそれこそ「無駄な規制」だろう。こちらは「踏切休止中」の看板を出すなどしてしばらくはノンストップにしてもよさそうだ。「止まらない癖がつくと困る」「事前に教育しておけば復旧時にも止まってくれるだろう」などという非合理的な話では指導されたほうも納得いくまい。なんといっても、こちらは本当に列車が来ない踏切なのだ。 (看板の設置については「今のところ考えていないが、住民から質問があれば応じていきたい」ということで消極的なようだ。)
そして作業列車が走るようになったり復旧して営業を再開したときこそ力を入れて「監視・指導」する。マスコミをうまく使ってニュースにするのもいいだろう。「今は本当に一時停止を守らないと危ないぞ、今は電車が来るぞ」という立場のほうが指導される側も納得できると思う。
ところで、記事中には『高山市国府町の男性は、この踏切で一時停止したところ、後ろの車にクラクションを鳴らされ、「止まるな」と罵声を浴びせられたという。』等というエピソードがあった。こういった手合いを取り締まるのは列車が来る来ないにかかわらずどんどんやってほしい。
_ [Rail][踏切] 踏切:もし踏切に取り込まれたら
渋滞を無視して踏切に進入、特急と衝突[response.jp]ほらいわんこっちゃない、というか、運転手の不注意そのもの。
一時停止して電車と進路の両方を確認していればこんなことにはならない。
「運転していた男性はクラクションを鳴らして前方のクルマを動かそうとしていたが間に合わず」等とも書いてある。
「どけどけ!俺が踏切を渡れないではないか!」とでも言いたかったのだろうか。先詰まりしてるんだってば。自己中心的で路上に出る資格のないドライバーだったようだ。
さて、人のことはともかく、自分が踏切から出られなくなったらどうすればいいか?
教習所で習ったことを思い出して見た。先詰まりしていなければ遮断棹を押し破って出てしまう。今回のようにそれができない場合は
- 踏切の非常警報ボタンを押す
- 車に備え付けの非常用発煙筒を焚いて列車の来る方向に走る
それより「発炎筒」。ある場所も知っているし使用期限が切れたらちゃんと取り替えているが、免許を取って20年以上の間実際に焚いたことがない。やり方は知っているつもりだが・・一度、非常時に備えて相方と一緒に試してみるか。
2005-03-09(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] 山手線電車故障
5万2千人に影響があったとされる今朝の山手線車両故障だが、私もその一人だった。
品川駅でライナーから乗り換えるべく山手線ホームに向かうと、いつもは遅れや早着時間がでている表示機に「抑止」の文字が点滅している。何かあったかな?と思いつつ入ってきた電車に乗ったが発車しない。そのうち大崎で車両故障があったとのアナウンスが。
ありがちなドア故障か?ならば回復にはそんなに時間がかからないだろう・・と思ったが一向に動く気配がない。車掌アナウンスの「申し訳ありません」にだんだんリアリティが増して来る。最後は面と向かって謝っているように聞こえたほどであった。が、「車両故障」の詳細はわからない。
_ アナウンスによれば故障車のいる大崎と品川の間にも一本、電車が止まっているという。長期戦になれば駅間でたちっぱなしはつらい。ここで山手線の復旧には見切りをつけ、改札で振替乗車票と遅延証明をもらうと京急へ。混雑にもまれたのは三田までの二駅で、乗り換えた三田線では座ってのんびり出社できた。
_ 京急は普段羽田空港にいくときくらいしか乗らないのであまり意識しない鉄道会社だが、こんなときは助かる。売店でBトレインショーティーを売っていたのでちょっと気になったが、さすがに手を広げすぎだと思って思いとどまった(苦笑)
_ [Rail][misc] 「ノッチ」と「アクセル」
今回の故障はすでに各メディアがニュースに取り上げている。故障は電気系統ということで、各社以下のように伝えていた。
JR東日本によると、車のアクセルにあたる「ノッチ」と呼ばれるレバーが入らなくなったといい、同社は電気系統のトラブルとみて調べている。ところが、読売新聞だけちょっと違う。
9日午前9時ごろ、東京都品川区のJR大崎駅に停車していた山手線の外回り電車(11両編成)のアクセルレバーが作動しなくなり、同線は内外両回りの全線で運転を見合わせた。
_ アクセルレバー、はないんじゃないか?
おそらく、JRの社員がマスコンのことを「車だとアクセルに当たる部分」と説明したのだろうが、それはあくまで「たとえ」であって事実ではない。限られた時間と字数で読者に分かりやすく伝えるための省略かもしれないが、わかりやすいからと言って事実を歪曲してはいけない。せめて「車のアクセルに当たるハンドル」「電車を加速するためのレバー」位はかけなかったのだろうか。もっと突っ込むと他社の書いている「ノッチ」もおかしい(マスコンによって指示される加速の段階を示すもので、マスコンハンドルのことではない)のだが、運転の現場では「ノッチを入れる(進める)」といった使い方もあるようでJRの社員が本当に「ノッチ」といった可能性が濃厚なのでしかたなさそうだ。
_ 読売に関しては、独自に取材したのか唯一横浜市中区の会社員青野聖さん(37)の談話を載せていた。これに免じて許してやるか(笑)。
_ ところで、制御不能になった電車はどうやって車庫に入ったのだろうか。すぐそばにある東京総合車両所から牽引車が出動したかもしれない。他人の迷惑を顧みない発想で不謹慎だが、回送するところをちょっと見てみたかった。
2005-03-11(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][misc] 「満員空席」の謎
最近、朝の通勤時間帯の電車で空席をよく見かける。もちろん、空いているからではない。電車自体は混んでいるにもかかわらず、目の前の空いた座席に座らない人が多いのだ。
山手線や地下鉄だと乗車時間が短いこともあり、たしかに無理に座る必要もない。網棚に荷物を置いてあったりすると、それを下ろして座ってまた立って・・という一連の動作をするのがかえって大変だったりする。確かに、自分も目的地まで1,2駅ならばよほど疲れていない限り座らない。
しかし、朝の通勤時間帯は混んでいるのだ。無駄に「空気」を座らせておいて一方のドア口ではひどい押し合いになっていたり乗り切れない人がいたりする。何か変だ。
_ この「座らない」人が増えた理由だが、駅間が短い・乗車時間が短いということのほか、どうも「弱者に席を譲れ」のキャンペーンが行き過ぎた結果のような気がする。目の前の席が空いて座っても、あとからお年寄りが乗ってきて、加えてさも当然のごとく「この若造、席を譲れ」といった態度をとられるくらいなら、一駅やそこら座んなくてもいいや、ということではないだろうか。
_ 弱者に席を譲るのはマナーだが、電車が混んでいるときは別だ。たとえ次の駅で降りる場合でも、座る人がいなければ率先して座ってほしい。なにより混雑緩和のためだ。ついでに、若者だろうが疲れているときは座ったっていいじゃないか。元気な年寄りは疲れた若者に席を譲るのもかっこいいと思うぞ。回りもそれを「年寄りを立たせて・・」等と思わず、それぞれの事情を認めるようになってくれれば、こんなことにはならないと思うのだが。
2005-03-13(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Home] パパ、三歳の息子に諭される
伊豆のテディベアミュージアムに息子を連れて行った帰り道。 コンビニの駐車場から車を出そうとしたところに、それを邪魔する形で車が割り込んできたのでつい車中で悪態をついたところ、息子が「きっとここに止めたかったんだよ・・」
とひとこと。
_ 言ってしまってから「子供に聞かせるべきでないことを言っちゃったな」と反省したところだったのでこれは効いた。すぐに「そうだね、パパこんなこと言っちゃいけなかったね」とフォローしたのだが、子供に諭されるとは思ってもいなかった。
もう三歳か。成長したなぁ。
_ [misc][Home] 伊豆テディベアミュージアム
家にテディベアがいくつもあるためか、息子はぬいぐるみが大好きだ。ならば、と連れて行ったのだが、あまりお気に召さなかったらしい。
何がいやだったのか聞いてみると、 「動く」のがいやなのだそうだ。
普段は動かないものが動いているのでびっくりしたらしい。それ以外にも、「音がする(動かすための作動音が怖いらしい)」とかいろいろ理由をつけていた。ガラスケースに入っている大きなぬいぐるみに見下ろされているのもいやだったようだ。
_ このテディベアミュージアム、伊豆と那須にある。以前は箱根にもあって行きやすかったのだが、去年久しぶりに行ってみたらなくなっていた。
_ 動くクマは怖かったようだが、家に帰ると息子はまた熊のぬいぐるみを抱いてベッドに入っていた。
2005-03-15(Tue) [長年日記] この日を編集
_ [misc] フィッシング詐欺メールが届いた
UFJを騙るフィッシング詐欺のメールが届いた。
日本の大手銀行を騙るものはこれが初のケースらしく、あちこちのメディアで取り上げられているようだ。画像を本家・UFJのサイトへのリンクで表示させるなど見た目を本物らしく似せているようで、セキュリティに疎い人が見たら中には引っかかる人がいるかもしれない。
_ ただ、Subjectはいきなり「UFJ」だけだし、発信者もメールアドレスこそ詐称しているものの日本の企業が顧客宛に使うような名前になっていない。添付のHTMLは実際に見ていないが、報道によればアドレスバーやステータス、SSLの偽装もしていないとのことで、フィッシング詐欺としてはごくごく幼稚な部類だ。
シティバンクを騙る英文のフィッシング詐欺メールならこれまでもずいぶん届いている。今回もたまたまUFJを騙っていただけで、私の中ではそれら「よくあるジャンクメール」と同類にしか見えなかった。
_ 一部報道では「UFJの顧客向けに」と書かれていたが、今回のメールははかなり大量にばら撒かれた模様。少なくとも顧客情報の漏洩によるものではなさそうだ。
漏洩も何も、UFJに口座を持っていない私にまで送られてきたくらいだから。
_ [Rail] 「満員空席」の謎(続)
いつもと同じく山手線に乗ると、目の前の座席が空いた。でも座る気がしない。なんでだろう?席は空いたが、どうも狭い。こんなところに無理に座るのもなぁ。
でもなんで狭い? 両側の人も普通に座っているだけだが・・
_ わかった。「着膨れ」だ。
_ ・・・「満員空席」、どうやら小難しい理由ではなかったみたいだな。ここ数日は寒いが、もうすぐ4月。この仮説の正否が分かるのも時間の問題だ。
2005-03-16(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][踏切] 東武線踏切事故
伊勢崎線竹ノ塚駅構内第37号踏切道における人身障害事故に関するお詫び[tobu.co.jp]まずはこの事故で亡くなった方のご冥福をお祈りします。
先日「踏切警手が遮断機を上げ下げしていた時代はすでに大昔」等と書いてしまったのだが、毎日新聞の記事によれば全国で76箇所、首都圏では東武3箇所・京成2箇所があるとのこと。
交通量が多く「係員の判断」で交通をさばくために手動のままだったという話もある。今回踏切を操作した係員は逮捕された。本来なら立体交差化など抜本的な対策をしなくてはいけないところを個人の「技量」で何とか乗り切っていた、というのが本当のところだろう。立体交差化にしろ自動化にしろ、資金・時間・周辺地域との調整・技術的問題などがあって簡単にできないのはわかる。だが、「会社の都合」のしわ寄せが現場の個人に集中してしまったように見える。
もちろん、係員に全く非がないとは言わない。内規を守っていなかったとの報道もある。「本当はこうしなくてはいけないのだが、それでは仕事が回らないので自己流でやる」というのは一般企業でも起こりえることだし、それが原因で問題が発生する(個人情報流出など)例も枚挙に暇がない。
なくなったり怪我をされた方に関する記事を読むのもつらい(特に子供がらみは弱い)し、逮捕された係員の話もやりきれない思いだ。子供のころ、札幌の「苗穂踏切」でよく父が蒸気機関車の通過を見せてくれた。踏切小屋があって係員が手動で遮断機を下げ、手旗を振っていた。いまは通過列車も格段に増えたが、道路がアンダーパスになり踏切時代の面影は全くない。私にとっての「思い出の地」はなくなってしまったが、その「思い出の地」で今回のような悲惨な踏切事故が起こることもなくなった。感傷を挟む余地などない。それでよかったのだ。
2005-03-19(Sat) 父子で江ノ島 [長年日記] この日を編集
_ 3連休初日、天気がよかったので父子で江ノ島に行った。
江ノ島春祭りのミニSLに息子を乗せてやるのが第一の目的。
_ [Model][Rail][Home] まずはVSE?
まずは藤沢へ。本当は江ノ電でいきたいところだが、子連れなので駅が江ノ島に近い小田急を選ぶ。そして改札脇で「本日の裏の目的」である「プラレール小田急ロマンスカーVSE」「VSE携帯ストラップ」を購入。息子に「買ってあげようか?」などといいつつ、実は自分が欲しいのである。これらはVSEの営業運転に合わせこの日から発売になったものだ。小田急に乗り込むと、プラレールを見つけた車内の子供たちから羨望の眼差しで見られた。
「『またこんなの買って!』ってママに怒られちゃうかな?」と息子にいうと、「大丈夫、だってかっこいいもん」「ママに僕から言ってあげる」と心強いお言葉。これではどっちが子供だかわかったものではない。
_ [Model][Rail] そこまでするか?のミニSL
お目当てのミニSLはC型タンクのライブスチーム牽引列車と新幹線300系を模した電車列車の二本立てだった。乗り場の「江ノ島駅」と終点の「東江ノ島駅」の間に交換設備(列車がすれ違う場所のこと)があり、常に2列車が走行している。江ノ島駅から乗車して東江ノ島駅に着くと一度全員下車させられる。そして前の列車から降りて待っていたお客さんがその列車に乗って江ノ島駅に帰っていく。こう書くと何か面倒なようだが、こうすることによって一度の乗車でミニSL
と新幹線の両方に乗れるのだからうまい方法だ。
このように運行方法もよく考えられていて手慣れたものだが、このミニSLを運行していた人たちは本当に鉄道好きなのだろう。子供向けの無料イベント運行なのに、ちゃんと切符(軟券と車内補充券風のもの)が用意されていて、乗車前にはさみを入れるなどはごく当たり前に行われていたし、出発時は毎回駅の担当者が「出発、進行!」と声を出した上で笛を吹く。その上新幹線では運転手が肉声で「車内アナウンス」まで行っているではないか!! いくら好きとはいえ、こんなに力を入れて会期の3日間持ちこたえるのかこっちが不安になったほどの充実度であった。
_ [Home] 江ノ島灯台
前回江ノ島に来たのは結婚してすぐくらいだったか。当時はまだ古い灯台だった。今回は息子と新しい灯台に上る。一階には江ノ電グッズの店も入っているが、VSEプラレールを買った後なので父子とも自重(苦笑)
この売店横のトイレで息子は初めて「外出先でウンチ」ができた。よしよし、着実に成長しているな。灯台の展望台は風が冷たかったが、天気がよかったので眺めはよかった。
登りは「エスカー」だが帰りは徒歩。降りてからお土産に蛤を買う。夕食は妻がこれを入れたスパゲティを作ったが、とてもいい味だった。妻の実家にも分けたのだがこちらでも大好評だったので、やはりいい蛤だったのだろう。
_ [Rail] 揺れる湘南モノレール
息子がよく見ている乗り物のビデオに湘南モノレールが出てくる。とても興味があるようなのでこの機会に遠回りだがのせてやることにした。江ノ島からモノレールの駅まではかなりあるのだが、乗りたい一心なのか息子は不平も言わず元気に歩いた。半年ほど前に新江ノ島水族館に行ったときは江ノ電の駅にたどり着くまで「だっこ!」の連発だったのだが、今回は足取りもしっかりしている。これも成長の証拠だ。
モノレールは乗ってみると思ったより小さく感じた。そして意外だったのがよく揺れること!ジェットコースターに乗っているような感じだ。東京モノレールもジェットコースターのように感じることがあるが、こんなに揺れることはない。懸垂式と跨座式の違いなんだろうか。息子は普段見ているビデオの撮影場所を自分の乗った列車が走っているのがわかって嬉しそうだった。
2005-03-20(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Model] プラレール:小田急50000形ロマンスカー VSE
小田急VSEのプラレールだが、なかなかよくできている。窓はすべて薄い緑の入った透明パーツがはめ込まれており、なかなか手が込んでいる。透明度が高いので中のモーターが見えすぎるくらいだ。京急1000系は窓を塗装でうまく表現していたが、やはりガラスパーツはめ込みの方が数段ハイグレードな感じがする。中間(3号車)も独特な窓・ドア配置がうまく表現されていると思う。_ このモデルはプラレールで一般的な単2ではなく単3電池に対応している。全面の流線型に対応するためだろう。そして今回初めて見たのだが、その電池ボックスにカバーがついている。カバーを押さえる爪を押してカバーをずらさないと電池の着脱ができない。これは幼い子供の電池誤飲防止のためだそうだ。そういえば車体の取り付け爪もちょっと固いような。
_ 最初は少し違和感を感じたVSEだが、いろいろなメディアやモデルを見るうちにどんどん好きになっている。いつか子供と乗ってみたい。茅ヶ崎だとなかなか「はこね」に乗車する機会がないのだが、せめて松田辺りを走る姿を子供と見てみたい。「この電車にぜひ乗ってみたい!」と強く思わせる車両は小田急以外に範囲を広げても久しぶりだ。VSE建造を計画した小田急のもくろみは私に関してはあたっている。
2005-03-21(Mon) [長年日記] この日を編集
_ これは妻の仕業である。数日前からライス国務長官を見て「シュープリームスのメンバーって感じがする!」と言い張っていたのだ。PCで画像処理、ということならまだわかるがはさみと糊でやってしまうあたりがなかなか手強い。国連のアナン事務総長も危うくライス氏の右に貼り込まれるところだったのだが、こちらは元の画像が楕円形だったのであきらめたのだそうだ。ほかにもどこかの社長の顔を広告のマッチョな体にのせてみたり、ホリエモンの顔が昼食のどんぶりの下にはり付いていたりと彼女のはさみは大活躍したようだ。おかげで今日の日経は穴だらけ。有名人でなくてよかった。どこで自分の顔がつかわれるかわかったもんじゃない(苦笑)
_ 夫婦というのはどこか感性が近いところがあるからこそ一緒にいて楽しいのだが、我々の場合「感性」なんてかっこいいものじゃなくて「割れ鍋にとじ蓋」そのもの、なんだろうな。
2005-03-23(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] 京浜東北線電車故障と牽引車
今朝の京浜東北線車両故障は大変だったようだ。問題の車両は209系と言って、多くのJR電車の基礎となった(私鉄にも影響を与えた)車種なのだが、コスト削減と空調効率アップのため大半の窓が開かない。人いきれのこもる車内にカンヅメにされた方々には同情するしかない。
_ 故障した電車は結局自力走行できず、報道によれば「他の電車と連結して」駅まで移動したという。そういえば13時過ぎに大崎で「牽引車」を見たが、あれは京浜東北線の救援作業の帰りだったのだろうか。確かクモヤ143-21だったと思うが、目黒川信号所につながる高架を下りた所に止まっていた。「回送」表示の一両編成はそれからゆっくりと走り出し、私の乗った山手線外回りと駅毎に抜きつ抜かれつしながら、山手貨物線(湘南新宿ライン)を渋谷方向に走り去った。
普段はそんな時刻に大崎にいることはないので、それが今朝の故障と関係があるのか、それとも日常よく見られる光景なのかはわからない。
2005-03-26(Sat) [長年日記] この日を編集
_ [Home] 妊婦のみる夢
SPORTIFFのカフェで遅い昼食を摂った後、妻は一通り店内の服を見て「早く好きな服を選べるようになりたいなぁ」とひとこと。
いくら欲しい服があっても妊婦ではサイズの決めようがない。だいたい臨月の体型に合う「普通の服」がないし、仮にあっても一月後には無駄になるのだからここは出産後まで我慢するしかない。これは私を含む男性にはなかなか想像がつかない状態だが、結構なストレスらしい。なんでも前の晩には「SPORTIFFで服を買いまくる夢」を見たのだとか。
他にも「うつぶせで寝たい」とか「身軽になって走ったり自転車に乗ったりしたい」とか、ごく普通のことができないのだから妊婦は大変だ。
「男はいいよねぇ。私にはつわりも出産の痛さもあるのにあなたにはなんにもないんだものね。」と言われて「その通りでございます」としか答えようがない。
2005-03-27(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Home] 息子、風呂でパニック
休みの日位は妻もゆっくり風呂に入りたいだろうと言うことで、息子はパパと入ることに。妻が上がった風呂には薔薇の蕾が浮いている。Lushのバスボムを入れたらしい。薔薇のいい香りがする。
ところが息子は、「お風呂になんか入ってる」と言ってなにやら恐々様子を見ている。一緒に湯舟に入ってもパパの側から離れないので、浮いている蕾を一つすくって「お花の蕾だよ。恐くないよ、いい匂いだね」と教えてやる。「うん、いいにおい」とは言ったものの、なにかいつもと違う様子だ。
と、突然息子が立ち上がって水面を叩き、浮いている蕾を向こうに押しやろうとし始めた。そして自分の周りにいる「何か」を警戒するように足元を見回して、珍しく大声で泣き出した。その様子を見てやっとわかった。息子には薔薇の蕾が何かの虫に見えていたらしい。たしかにガクの部分が緑なので、虫に見えなくもない。「風呂に入ってふと下を向いたらゴキブリが泳いでいた」感じ、といえば息子の恐怖が伝わるだろうか。妻がつぼみを全部すくいあげ、やっと落ち着いた。
息子は虫が嫌いだ。ちょっと恐がりさんらしい。