※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2007-08-01(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] 青梅線の「乗務員トラブル」と京浜東北線の「お客さま混雑」
今日は妙にアクセスが多かったのでログを調べると、大半がGoogle等での「乗務員トラブル」の検索結果から2007/4/23のエントリ列車運行情報の「乗務員トラブル」って?へのアクセスであった。今朝青梅線で「乗務員トラブル」があったのか。asahi.com:青梅線で遅れ、中央線にも影響 - 社会[asahi.com]
今回は本当に乗務員の体調不良によるものだったようで、夏風邪が流行っているだけにこれは乗務員氏に同情してしまう。一時間近い遅れを出してしまったようだが、乗務員も人間である以上、体調不良は100%なしとはできない。鉄道会社もそのくらいのリスク評価はしていると思うが、発生後の要員交代の手続きがうまく行かなかったのだろうか。
青梅線は直接私の行動に影響のない路線だが、今日は京浜東北線も遅延が発生していた。原因は「お客さま混雑」。横浜の花火大会見物客がホームにあふれたためらしい。東海道線でも横浜と大船で車内アナウンスがあった。
_ [misc][Rail] 譲るべきか譲らぬべきか
東海道線車中にて。ワンピースを着た女性が近くに立っている。どうもおなかの辺りが大きいような気もするが、明らかに妊婦、とも言い切れない。妊婦なら立って席を譲るべきだろうが、もしそうでなかったらお互いかなり気まずい。しばらく迷った。そこで、妻が妊婦だったときのことを思い出してみた。一つひらめいた! 足もとを見てみよう。
ハイヒール。妊婦じゃない!
危ない危ない、下手に譲らなくてよかった。
帰宅後妻に話すと、この他に
「下半身を冷やしたくないので夏でも靴下」
なんて辺りも判断材料になるとのことだった。
なお、妻は妊娠していないときに席を譲られてしまったことがあるそうだ。結構凹むらしい。
2007-08-05(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Home] 茅ヶ崎の温水プール
茅ヶ崎にはビーチがあるにもかかわらず、なぜか温水プールに行く。妻が日焼けしたくないから、と探し出したのは、市のゴミ焼却施設の廃熱利用による温水プール。わが家からはちょっと遠い。車で行って、駐車できなかったら無駄足じゃん、と日焼け上等、海に行きたい派のパパは不満だったのだが、ちょうど昼前ということもあったが、夏休みでこの暑さ、まさに最盛期だというのに空いている。これはある意味穴場である。25メートルプールと子供用の浅いプールがあり、小さな子供を連れていっても安心。そのためか、客層は小学生以下の小さい子供のいる家族とお年寄りがほとんど。
長男も次男も大喜びだったが、浮輪で遊ぶ長男を尻目に、次男はなぜかビート板が気に入って浮輪には見向きもせず、泳ぐまねをしてはご満悦であった。この分では臆病な長男より、怖い物知らずの次男のほうが先に泳げるようになるのではないだろうか。
_ [Home] サザンビーチ茅ヶ崎花火大会
今年の花火大会は4日の予定だったが、台風の余波で波が荒く、花火の打上げに使う船が茅ヶ崎まで回漕できないとかで5日に延期となった。そして5日の7時半、まさに花火大会開始の時刻になった途端、空が急に雲に覆われ雷が鳴りはじめた。結局10分遅れで始まったが、中止になりはしないかと気が気ではなかった。
今年も自宅のベランダから家族で見物。相変らず電柱が邪魔ではあるが、それ以外に遮るものがないので今年もよく見えた。
今年は例年に比べ打上げ数が多かったのか、間断なく花火が上がった感じがした。少し景気が上向いてきて、スポンサーが多めについたのかな。
_ [Home][misc] 家電の厄年
今年に入ってから家電製品が次々と故障している。結婚して十年近いこともあり寿命がきたものもあるが、中には買って数年、保証も切れてまさに「タイマー」発動ではないかと思われるものも。- ドラム式洗濯機:
ある日曜の朝、セットして横で歯を磨いていたら突然大量の水が漏れてきて大騒ぎとなった。結婚直前に買って数回の引っ越しを経ているので仕方がないとは思うが、幼児のいる家庭で洗濯機の故障は致命的。あわてて代替機を購入したが、なぜか防水パンにぎりぎり入らずこちらも取り替える羽目に。かなりの出費となったが新型は容量も大きくなにより旧型のようにがたがた揺れないので家族一同に大歓迎されて現在に至る。 - 冷蔵庫:
実は冷蔵庫は壊れていなかった。ある休日の昼間、急に静かになって動作しなくなった。冷蔵庫というものは普段は意識しないが庫内に大量の傷みやすい食品を抱えているので、故障すると一刻を争う。しかし量販店に問い合わせると入荷・配送にはずいぶん時間がかかるという。
結局、冷静に調べたところ何らかの理由でキッチンのブレーカーが落ちただけだったので「温暖化の悲劇」は回避されたが、これも結婚当初からのもので、また子供が増えて容量にも不満が出てきていたので買い換えることになった。前述の通り故障してからでは遅いので、「予防保全」といえる。
よく家電製品はコモディティ化の代名詞のように言われるが、買い換えてみると洗濯機も冷蔵庫も10年前より格段に進歩していて便利になっている。洗濯機は明らかに賢くなっているし、冷蔵庫は省エネと省スペース大容量化が著しい。妻は大喜びであった。 - デジカメ(Fuji FinePix F10):
伊豆に遊びに行って、帰ってからたまたまコンパクトデジカメで子供を撮ろうとしたらレンズを保護しているシャッターが途中までしか開かなくなっていた。なにも考えずフルオートで咄嗟に子供の表情を撮るにもよし、マニュアル設定で鉄道を撮影してもそこそこ狙ったとおり撮れるとても使いやすいいいカメラだったので残念だが、修理には1万位かかるようだった。ところが、「カメラがない」のは思ったより不便で、子供がいい顔をしても撮れないし休日天気が良くても江ノ電を撮れない、と思うと出かけることさえ億劫になってしまった。これはまずい。F10は6Mピクセルだが2万も出せばもっとコンパクトでピクセル数の多い新しいカメラが買えるのでとりあえず買い換えることにした。カメラの故障は予定していなかったので最新型ではなく、店員の勧める一世代型落ちの薄型カメラにした。デジカメではかなり有名なメーカーの7Mピクセル機である。
ところが、使い始めると7Mのはずなのにどうも画質がよくない。その上手ぶれも激しくなった。いろいろ設定を変更してみたがF10のようには行かない。簡単操作が売りのカメラらしく、設定も思ったようにいかないのだ。最大の問題は、F10では最大ISO1600まで自動で切り替わった感度が、この新しいカメラでは800が最高だったことで、フラッシュを焚かずシャッタースピードも速い鉄道写真には向いていなかった。マクロでの撮影もあまり寄れず、模型を撮るにも困る。「前よりピクセル数が増えるからいいか」と安易に考えてしまったのが失敗の元。調べてみるとこの機種は入門機に分類されることが多い機種で、ともかく手軽にとれることと薄さが売りなのであった。
8月末にはFinePixの新型、F50が出るが、さすがにほいほいと買い換えるわけにも行かず困っている。いっそデジタル一眼の入門機でも・・・と言うほど写真に入れ込む気があるわけでもないし、なによりそんな金がない。「次々と家電が壊れている」現状ではなおさら。 - DVDレコーダー:
PanasonicのDVDレコーダーだが、急にDVDドライブが不調になった。なにも入っていないのにDVDが入っていると誤検知するらしく、「問題が発生しました」「ディスク不良です」を表示してトレイを吐き出しては電源OFFになってしまう。問題はDVDドライブにあるのだが、これではHDDも使えない。DVDレコーダーはまだ進歩が速く、買い換えればもっと便利になるのは分かっているが、安くなったとはいえまだ高価だ。修理費は「かかっても2万円」とのことなのでこれは修理することにした。
お盆を挟むため修理には一ヶ月ほど掛かるらしい。洗濯機や冷蔵庫と違いなくても生活に直接の支障はないが、なければそれなりに困る。子供たちはDisneyChannelのお気に入り番組が好きなときに見られなくなってしまったのが大いに不満だ。HDDにはまだDVDに落としていなかった番組もあったのも痛い。そして、8月中はTVKの「電車にのって」もケーブルの「鉄子の旅」も保存できないのだ。家族の中で一番ダメージが大きかったのはたぶんパパ。 - ビルトイン食器洗い乾燥機:
キッチンの食洗機がエラーで止まった。庫内水漏れのアラームが出ている。これは以前、大きな皿などを無理に押し込んで隙間ができたまま運転したときに出た。今回は大きな皿など入れていないのだが・・・。いずれにしろ、これは修理に来てもらうしかない。原則として、我が家は「ママ、作る人。パパ、洗う人」なのでこれも非常に痛い。久しぶりにすべての食器を手洗いしてみたが、家族4人分の食器は結構あるものだ。 - デジタルビデオカメラ:
我が家のソニーのビデオカメラ(DVテープ)は2代目だ。初代は結婚前からかなり長期、おそらくは5年以上にわたり活躍したのだが、北海道旅行中のある日突然「結露」の警告が消えなくなった。まだ長男が幼かったころで「子供撮影」ができないのは困る、と言うことで再びハンディカムに買い換えたのだが、ちょうど保証が切れたころに同じく「結露」警告点灯という、先代と同じ症状が出てしまった。あまり言いたくはないが本当に「タイマー発動」ではないかという気にもなるものだ。仕方がなく修理に出し、1万5千円ほどで主要部品交換されて帰ってきた。修理明細の中には「フレキシブル基盤交換」という項目があったが、テープの出し入れでふたを開閉するうちに、どこかが断線したということなのだろうか。
その後しばらくは恐る恐る使っていたのだが、先日また症状再発。修理の保証期間も切れたところで、もう本当にタイマーではないかと、怒るよりあきれている。結露の警告が出るとテープを入れることすらできないので録画再生が一切できない。しかも、いつも発生は突然で、「さぁ使おう」と思ったときにピコンピコンとアラームがなるので始末が悪い。使いたいときに使えない家電は最悪だ。秋からは保育園の行事もまた増えるし、ビデオカメラの利用機会はまだまだ多い。本当にこの結露アラームには腹が立ったので、次はHDDでもDVDでもなく、極力可動部分が少ないメモリカード録画機にしようと思っている。メディア変更で困るのはこれまで撮ったDVテープの再生だが、これはもうどこかDV→DVDのダビングサービスを探すしかないだろう。
どうやら、このビデオカメラが我が家の最後のSONY製品になりそうだ。
2007-08-09(Thu) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] イコちゃん、西へ:ICOCA岡山・広島エリア化
9月1日からJR西日本のICOCA利用エリアに岡山・広島地区が加わる[www.westjr.co.jp]とのこと。Suicaのエリアが仙台・新潟に広がったのと同じような感じだろうか。
しかし注目すべきは「岡山・広島エリアサービス開始記念ICOCA」[www.westjr.co.jp] ※PDF注意
このデザイン・・・右手にモモ(岡山)、左手にしゃもじ(厳島>広島)を持ったカモノハシのイコちゃん。実にストレート。この分かりやすさが素晴しい!一枚欲しいところだが、9月に発売エリアに行く用事がないのが残念。
2007-08-10(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [Model][Rail] Bトレ:KIOSK特別編・パート4 クハ481-3000番台 はつかり色
朝食のパンを買いにいつものように茅ヶ崎駅のNewdaysに入ると、レジ横にBトレインショーティー「KIOSK特別編・パート4」が置いてあった。またそんな時期になったか。一年経つのは早いものだ。2ボール分*1積んであったがまだ誰も買っていないようだ。もうBトレにはそれほど興味はないが、久しぶりに一箱取り出して買ってみた。
ライナーの中で開けてみた。クハ481-3000番台 はつかり色。見た目も華やかだし青函トンネル通過の「白鳥」に使われている車両でもあるので、あまり興味を引かない今回のラインナップの中では自分にとってはまあまあ「あたり」のうちだろう。一箱しか買っていないので、なにより中間車じゃなくてよかった。
追記:その後素組みしたが、パーツの合いもよくかっちりと組み上った。
*1 「1ボール」に2ダース入っている。
_ [Model][Rail] 鉄コレ:小田急「2200形旧塗装」
本日の本命は実はこちら、小田急グッズショップTRAINS[www.odakyu-trains.com]で販売される「2200形旧塗装」。鉄道コレクション第3弾に含まれていた小田急2200形の塗装変更による事業者特注版だ。今日は残業をせず終業とともに新宿に向った。小田急は人気が高い鉄道会社なので売切れていないか少し心配ではあったが、行って見ると店はいつも通りの平穏さで、他にお客も見当らない。無事購入することが出来た。お一人様6個まで、の掲示もでていたが私は1個で十分。
小田急といえばアイボリーにロイヤルブルーの帯だが、この旧塗装もなかなか魅力的だ。ただ、残念なことに塗装のレベルが相変らずの「鉄コレクオリティ」で、ブルーであるべき車体下部に塗残しがあってオレンジが見えていたり、幕板の塗り分け線がずれているなど気になるところも多い。自分で塗り直す手もあるが、それではわざわざ「小田急オリジナル」を買った意味がない。
また、箱絵には列車無線アンテナがついた姿が描かれているが、鉄コレ第3弾ではスカートなどとともに別添されていたアンテナ部品は付いてこなかった。すわ欠品かとも思ったが、TRAINSの紹介画像を見てもアンテナは付いていない。実車の知識がほとんどないので「旧塗装にアンテナ」の時期があったか否かわからずちょっと心配。買っておきながらこんな調子では、年季の入った小田急ファンに怒られそうだ。
家に帰ってから改めてTRAINSのサイトを見たところ、なんと新宿TRAINSへの商品割当個数は少ない旨書いてあるではないか。ともかく買えてよかった。
_ [Rail] 湘南色のクモヤ143-4
新宿に寄ったので帰りは久しぶりにホームライナー小田原。これまた久しぶりに東京総合車両センターの横を通り過ぎると、一番手前に湘南色の荷物電車が。ほう、まだこんなものが。夏休みの公開に向けてどこかの保存車でも引っぱり出したか、と思ってよく見ると、車体に「クモヤ143-4」。牽引車*1じゃん!
本来ならば青色で前面腰部に黄色い帯が入っている車両だが、それこそ夏休みイベント向けに塗り替えたのだろう。側面は荷物車然としているので湘南色もなかなか似合う。しかし前面には本来の郵便・荷物車にはない扉があって、この「お顔」で湘南色となると結構違和感が強い。
いわば実物の「ウソ電」が登場したともいえるわけだが、こんな「なんちゃって塗装」も模型っぽくて結構好きだな。
※どうやら関係のありそうなのはこのイベントらしい。
「わくわく品川鉄道探検隊」開催について[www.jreast.co.jp]※PDF注意。
*1 主に電車を回送するときに使う車両。普段は車庫内の入換えや車両基地職員の通勤などにも使われる。
2007-08-17(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][Liner] 落雷による信号故障発生・ライナー5号車中の2時間半
お盆もすぎて、東海道線もだんだんいつもの混み具合に戻り始めた。少し急いで帰りたい事情もあり、久しぶりに(と言っても四日ぶりだが)ライナーで帰宅することにした。19:30東京発の湘南ライナー5号である。携帯をみると「19:19頃、線路内人立ち入りで横須賀線遅延」の列車運行情報が入っていたが、ライナーは定刻出発だったので気にしなかった。ところが。
品川に停車するとともに、車内アナウンスが入った。
「横浜〜戸塚間で落雷があり、現在信号機点検のため電車が止まっています。この先、各駅に電車が止まっていますので、信号が代わり次第発車いたします。」
あれれ、人立入りの次は信号機トラブルかい。11番線には後発の東海道線普通電車が満員状態で入ってきた。復旧したらどちらが先に発車するのかなぁ、等とのんきに構えてみていると、満員のお客さんがどんどん降りてくるではないか。どうやら何らかのアナウンスがあったらしい。この時点で、長期戦を覚悟した。ライナーでもアナウンスが入る。東海道線、横須賀線とも運転見合わせとなった。復旧見込みも立っていない。
20時頃、振替輸送の手配がついたとのアナウンスがあり、ライナー5号もホーム側ドアをすべて開放した。これはライナーでは異例だ。運転再開した場合ライナー券払い戻しの確認が難しくなるためか、一旦乗車終了後に再びドア開放はこれまで経験がない。*1また、京浜東北線は動いているという。京急にしろ京浜東北線にしろ横浜までは行けるが、問題はその先の戸塚なのだ。戸塚から先の東海道線が動いていなければ帰れないことに変わりはない。京浜東北線で大船まで行って、そこから湘南モノレールと江ノ電で藤沢、それでもまだ東海道線が動いていなければ小田急で厚木、そして相模線とつなげば茅ヶ崎に帰れる・・・が、これは最後の手段だろう。新宿まで行って振替輸送の小田急で藤沢、あるいは海老名から相模線という手もあるが、いずれにしろ大変な話だ。20:15頃には14番線の横須賀線が発車した。少しは望みがあるのかと思ったが、アナウンスでは横須賀線もまだ復旧してはいないという。もう「早く帰る」どころではなくなった。こうなったら、動くまで待つか。
・・・・・・・・・
20:40 品川到着から約一時間。いまだに運転再開の見込みは立たない。さすがの私もライナーをあきらめるしかなさそうだ。一度乗ったライナーの席を放棄するのは初めてだ。とりあえず、下りて飯でも食うか。
ホームに下りてエスカレータに向かう。とりあえず何か食べて時間をつぶして・・・と思ったら、信号が復旧しそうだとのアナウンスが入った。しかし、戸塚、保土ヶ谷付近で線路に降りた客がいるとかですぐには発車できないという。よし、ご飯は中止。駅弁を買うぞ。「品川今昔弁当」を買って戻ると11番線の東海道線は再び満員。ライナー5号(だった列車)にもかなり流れているようなのであわてて戻る。盗難や急な復旧・運転再開をおそれて荷物はすべて持って下りたので、最初に座っていた席はふさがっていたが、別な車両で空席を見つけて無事「再」着席。と言っても、通路側はまだほとんど空いていて、「窓側がふさがっている」というレベルなのだが。
21:02 開放されていたライナーのドアが全て閉められる。
21:08 ライナー5号、品川駅を約1時間30分遅れで12番線発車。到着順の通り、11番線の東海道線より先に出た。途中各駅停車扱いになるかと思ったが、当初予定通りライナー5号として運転。回復運転なので飛ばすこと飛ばすこと。モハ*2に乗っていたので床下からモーターの響きが絶えることなく聞こえる。途中何本もの京浜東北線を追い抜き、保土ヶ谷ではN'EXをも追い抜いた。普通電車に使われることもある185系電車であるが、このときばかりはライナーでありながら特急電車の貌を見せたような気がした。横浜駅もあっさり駆け抜けたが、電車が遅れている上ライナー通過を待たされたホーム上の人たちはむっとしたことだろう。このペースではすぐ着いてしまいそうなので、急いで「品川今昔弁当」を食べる。
21:46頃茅ヶ崎到着。
ほぼ1時間半の遅れであった。満員電車に揺られたわけでもなく、特急車両のリクライニングシートに座っていただけなのだが何だかどっと疲れた。途中一度下車したとは言え2時間半を車中で過ごしたわけだ。これがもし、東京出発前でライナー券を買っていなかったら、さっさと小田急経由など別経路で帰っただろう。また、もし品川駅停車時に乗っていたのが普通電車だったら(そして立っていたらなおさら)京浜東北線+湘南モノレール+江ノ電+小田急+相模線の「史上最大の迂回帰宅作戦」を決行していたかもしれない。トラブル発生時には座ってどっしり構えていられるライナーが圧倒的に有利だが、他の手段に切替える際の決心はかなり鈍ってしまう。今回も、他のルートに切替えるべきだったか否か、途中放棄しかかったものの最後までライナー5号で帰った判断が果して良かったのかどうかは微妙だ。
茅ヶ崎駅を降りると、それまで降っていなかったのに急に激しい雨が降ってきた。また落雷が起こるのかと思ったが、バスを待つ間にあがってしまった。
2007-08-27(Mon) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][Model] 新幹線の安全、プラレールで訓練
新幹線の安全、プラレールで訓練 「状況把握しやすい」(asahi.com 2007年08月27日16時00分)最新技術を乗せて超高速で走る新幹線。その安全を守るためにJR東海が実施している訓練で、対象年齢3歳以上の鉄道おもちゃ「プラレール」が使われている。安上がりで、全体状況を把握しながら効果的な訓練ができる。なにより、「なごめる」と乗務員にも好評だ。新幹線を会議室にリアルに再現、と言うことならTomixのNゲージ新幹線の方がもちろん優れているが、これはそういう目的ではない。一種の「図上演習」なので、別に精密な模型である必要はなく、むしろ取扱いやすい大きさで多少手荒に扱っても大丈夫なプラレールこそがうってつけだと思う。その上何といっても、プラレールは手転がしが可能*1だ。
沿線全駅を再現できる量のパーツを購入し、信号機などは特注した。今ではJR東海の全乗務員約700人が、定期的にこの訓練を受けている。沿線全駅、と言うのはもちろん延長ではなく線路配置のことだろうが、それでもかなりの規模の「大レイアウト」だろう。何もわざわざ標識や信号機を特注しなくても、と一瞬思ったのだが、この演習ではむしろ車両よりこちらの方が本物そっくりでなくては意味がないのだった。全駅再現であるから、とても手作りでは賄いきれないということなのだろう。
赤坂さんは「普段は運転士の視点だけなので効果的。子どものおもちゃというイメージは変わった」。ちょっと目からウロコだったのはここ。普段は運転席から自分の運転する電車を中心に考える運転士さんが、この演習では運転席を離れ自分の電車を客観的に見るという発想の転換があるのだろう。これまではそのように列車を見渡して把握できたのは輸送指令だけだったわけだが、最近は運転席にもさまざまな機能が追加され多様な情報を表示できるようになっているので、遠からず運転席にいながらにしてディスプレイで「東京〜新大阪間の各列車の様子」が把握できたりするようになるのかもしれない。
ところで、文中に出てくる「TVで遊ぼう! 僕はプラレール運転手」、実はわが家にもある。本職の運転士さんがシミュレータとして使うにはさすがにちゃちだし、ダイヤや状況をカスタマイズできるわけでもないのだが、何に使っているのだろう?
*1 プラレールは最初から手転がしで遊ぶことが考慮されており、スイッチオフの状態ならば車輪がフリーになって回る。市販されている電動の鉄道模型では多くの場合途中にウォームギヤが入っている関係もあり一般的に「手転がし」はできない。
_ Ⅰ LOVE 103 [クモヤ143湘南色はイベントではなく、単なる全検の塗装塗り替え(変更?)ですので更新4649(よろしく)]