※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2006-05-01(Mon) [長年日記] この日を編集
_ [Model][Rail][Home] プラキッズ
私が子供の頃にはなかったのだが、最近のプラレールには「プラキッズ」という人形がついてくるものがある。たとえば昨年のクリスマスプレゼントで取り上げた江ノ電鎌倉駅には「おにいさん」がついてくるし、江ノ電 海の見える旅セット[noden-net.com]にはサーファーと着物を着たおじいさんがついてくる。
今日はたまたまそのおにいさんのファッションについて話していると、妻が衝撃的発言をした。
つくばエクスプレス沿線はなにも秋葉原だけではないんだけど・・・(苦笑)。
なお、実際に販売されているプラレールのつくばエクスプレスには、車両単品にも「高架レイアウトセット」にもプラキッズはついていない。 その場では一笑に付したものの、あとで考えてみるとそんな変わったプラキッズがついた「プラレールつくばエクスプレス アキバ系セット」、本当にあったら結構面白いかもしれない。
2006-05-02(Tue) [長年日記] この日を編集
_ [misc] 東洋紡の一コマ漫画広告
東洋紡[toyobo.co.jp]と言う会社が日経に出していた「一コマ漫画広告」が気になっていた。広告と言っても7センチ角位の小さなものなのだが、そこに一コマ。その一コマが商品説明なり会社説明なりをしているのなら別に珍しくもないのだが、東洋紡の広告はちょっと違う。その一コマだけ見ても完結していないのだ。あたかも何か別のストーリーのある漫画から一コマとってきたようなかんじなのだが、そうではない。しかも絵とふきだしの内容も密接に関わっているわけではない。先ほど言った「一コマとって来た」絵に東洋紡が勝手に自社商品の特徴を言わせた感じだ。でてくるキャラクターも「普通の人」ばかりで、有名キャラクターの力を借りた広告でもない。しかも内容の割には無駄に力の入ったキャラクターや絵が多い。お前たちは東洋紡の各種素材で何をそんなに驚いたり熱く語っているのだ?と思うとおかしくなる。何種類かあるのだが、それぞれに話のつながりや関連性もない。共通するのは東洋紡の広告と言うことだけだ。
人間と言うのは恐ろしいもので、意味のないものでも頭が勝手に意味を見出そうとするらしい。最初見たときは何か前後のストーリーがあるのではないかと思ってしまったのだがそうではなかった。非常に気持ち悪いのだが、小さな広告なのに強く印象に残ったのもそのおかげと言える。
このシリーズが始まったのが昨年だったか一昨年だったかは忘れてしまったが、同じものを何回か掲載しつつもしばらく続いた。最近はあんまり見ないな、と思っていたら4/27の日経にこれまでの分を集めた一面広告が出た。古紙回収日を前に古新聞を整理していて思い出したのでこうしてここに書き込んだ次第。
東洋紡のサイトを見たところこれらの広告がflashで見られるようだ。(「企業情報」→「一コマ広告(新聞広告)」)
私は「受託専業」「クールビズ」あたりが強く印象に残っているのだが、PCの画面で見るとあまり面白くなかった。日経の記事の中に突然現れて妙に存在を主張しているところがよかったのかもしれない。
なお、文中何度も東洋紡東洋紡と連呼してしまったが、別に東洋紡の製品・素材を推奨しているわけではない。だいたい、身近な素材が東洋紡かどうかなんて気にしたことすらない。しかも東洋紡の売り上げに直接貢献するような業種や業務についているわけでもない。私は本来の広告ターゲットではないのだ。本来注目してもらいたかったターゲットの人たちはこの広告をどう受け止めているのだろう。効果はあったのだろうか。
が、私が今後どこかで「TOYOBO」と書かれたなにかを見たとき、一コマ広告を思い出してニヤリとするかもしれない。「そういう会社」と思われるのは広報担当者としてはうれしいのかどうか・・・
2006-05-05(Fri) こどもの日 [長年日記] この日を編集
_ [Home] 長男4歳次男1歳
連休中は帰省や遠出はせず家でのんびりしている。休みに入ってから非常に天気に恵まれていて出かけないのももったいない。こどもの日ということもあり、里山公園(神奈川県立茅ヶ崎里山公園)に一家で出かけた。典型的な「家族連れ」のレジャーと言った感じ。ボールを追いかけ走り回ったり長いすべり台に乗ったり(長男のお気に入り。次男はパパのひざに乗って初挑戦)一日楽しんで、ちょっと日焼して帰ってきた。最近、長男はずいぶん成長したなぁ、と思う。表情も体もだんだん「少年」らしくなってきている。言うこともしっかりしてきた。先週だったか、駅から自宅に電話をかけたところ長男が出た。
(長男)「もしもし」
「もしもし、パパだよ。ママは?」
「(次男)におっぱいあげて寝かせてるよ。いま駅?」
「そうだよ」
「早く帰ってきてね。」
長男だけで電話の用件が完結するようになった。ちょうど一年前の5月、長男が電話に出て驚いていた頃とは大違いだ。
「お手伝い」をしたがるのはずいぶん前からだが、近ごろは本当に役に立つようにもなった。次男を風呂に入れていて、タオルがないことに気がついても長男を呼べばすぐ持ってきてくれる。両親が目を離した隙に次男がベッドから落ちないか監視していて、落ちそうだと大声で呼んでくれたりもする。一度、次男がリモコンを探しだして電池を外し口に入れそうになったのを素早く見つけて教えてくれたのは本当に助かった。電池の誤飲が怖いのは親ならば少なくとも一度や二度は見聞きしているし普段注意してもいるが、本当に一瞬目を離した隙だったので長男の活躍がなければ大変なことになっていたはずだ。今日はティッシュカバーから空になった箱を出し、新しい箱と入替えてくれた。これはパパやママがお願いしたのではなく、ティッシュが空になったのを見て自分で判断して入替えたのだそうだ。ヒモが結べないのでパパのところに持ってきたのだがこれもびっくりした。
思えば、長男が急に成長したのはやはり次男の存在が大きい。一生懸命「お兄ちゃん」をしているのだ。まだ何も出来ない弟よりすごいところを見せたいのだろう。そして、パパやママと並んで一緒に「子育て」に参加しているのだ。自分は「大人グループ」にいるつもりらしい。次男がいなければまだまだ「赤ちゃん扱い」で溺愛されていたところだろうが、お兄ちゃんとして頑張ってくれている。
先週だったか、「エンタの神様」で摩邪が
と言う内容のネタをやっていてこれは結構痛いところを突かれた気がした。幸い、いわゆる「赤ちゃん返り」は目だって出なかったが、たまに「大きいほうの赤ちゃん!」といって甘えさせてみたりもするとやっぱり嬉しそうだ。
「小さいほうの赤ちゃん」つまり次男はと言うと、感情や思考の動きが表情から見て取れるようになった。それまでは表情があると言っても楽しくてにこにこ笑うか空腹や眠さなどで泣くかといったレベルで、まだ家族のペット状態だった。生物学的には間違いなく産まれたときからヒトだが、徐々に「人間になってきている」というのが実感だ。最近は身振りも出来るようになって、適切なタイミングでバイバイや拍手もすれば、音楽を聴いてスウィングしたりもする。指さしもするので「あれが食べたい」「それはボクの!」という意思疎通も出来つつある。食事の時はかなり大きな声で「あー!」と叫んで食物を要求する。まだ自力では食べられない上、長男と言うコンペティターがいるので強く自己アピールをして食物をもらおうという姿を見ると、巣で親鳥からえさをもらおうとするヒナの鳴く姿にも重なる。
活動面ではまだ歩くことはもちろんつかまり立ちではない自立もしてはいないが、ハイハイも含めずいぶん活発になってきた。びっくりしたのはいつの間にかソファによじ登れるようになったことで、気がつくと隣に座っていた。これは妻も経験していてパパママそれぞれが個別に驚かされた。
手先も器用になってきて、いろいろ遊ぶようにもなった。妻や義母が言うには、遊び方はお兄ちゃんである長男をみてまねしながら覚えていくらしい。自分のおもちゃに触られる長男は嫌がって次男を引離そうとしたりするのだが、それでもやっぱりお兄ちゃんが好きなようだ。
表情がはっきりしてきた次男はいまがいちばんかわいい時期かもしれない。思えば、2人目がほしいかどうか夫婦で考えたとき、一歳前後のあのかわいい笑顔をもう一度みたい、と言うのは一つのポイントであった。
長男はパパ似で次男はママ似。兄弟はあまり似ていないが、どちらもそれぞれにかわいい。独身時代はどちらかと言えば子供嫌いだったが、結婚して自分が親になってからはよその子供もかわいいと思うようになった。自分の子供がかわいいのは明らかに親馬鹿であるが、「よその子と比べて自分の子供がいちばんかわいい」等と言う相対的なものではない。ただ無条件にかわいいのだ。
自分の子供は、半分は自分、そして半分は自分が好きで結婚した相手の特徴を引継いでいる。かわいくないわけがない。
今日はこどもの日ということで、子供二人を風呂に入れながらそんなことを考えた。
2006-05-06(Sat) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][misc] 「あたしンち」の西武電車
「あたしンち」というコミックがある。テレビアニメ化もされており最近は土曜の昼近くにやっているのだが、そこに出てくる電車が妙に具体的だ。
「あたしンち」の主な舞台は西東京市・田無周辺と言うことになっていて、以前近所に住んでいた私には各種建築物やバスなども「田無のアレだ!」とすぐわかるものが多い。当然電車は西武なのだが、これも「新2000系」「101系」など形式までわかる位車両が描きわけられている。今日放送の分には新101/301系が登場。(後日レコーダーで改めて確認してみたら、前面形状は新101/301系というよりむしろ3000系のようだった)
原作のコミックでは電車はそこまで詳細に描かれていないので不思議に思ってWikipediaで調べてみた[wikipedia.org]ところ、アニメの制作会社がまさに田無にあることがわかった。道理で田無の描写にこだわるはずだ。もっとも、それ以上に電車に対するこだわりも感じられるので、制作会社の中に鉄道好きがいるのかもしれない。
_ [Home] 続・長男の言い間違え
「ひっくり」:実に分かりやすい言い間違え。もちろんしゃっくりのこと。本人は間違いに気づいており、しゃっくりの擬音「ひっく」と「しゃっくり」のどちらを使おうか一瞬迷った末の言い間違えだったようだ。語感もぴったりだし、「ひっくり」でもいいような気がした。「ぽんぽ」:子供は語感の面白い言葉が大好きだ。最近長男のお気に入りは「ぽんぽ」。自分で言っては大笑いしている。で、「ぽんぽ」とは何なのか? きいてみた。
それは「そんぽ」だ!
どうやら自動車保険のテレビCMを見て「じどうしゃほけん」などという難しい言葉を覚えたらしい。意味はよくわかっていないようだ。
そういえば、5月は自動車税の支払時期だった。車検も近い。保険の更新も確認しておかないと。
ディーラーに行った時はパパが「ぽんぽ」と言ってしまわないように気をつけることにしよう。
2006-05-10(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] いったいどうした!?「東急各線運行状況」
今日は朝から「東急各線運行状況」[tokyu.co.jp]の様子がいつもと違う。まずは10時ごろ。
2006年05月10日 09時53分 現在
東京都・警視庁からのお知らせ・・・振り込め詐欺の被害が増加しています。ご注意ください
ただのお知らせ? しかも「運行状況」とは何も関係がない。これが「車内でのスリ被害が多発しております」ならばまだ鉄道に関係があるが、振り込め詐欺が列車の運行に影響があるとは思えない。
10時半ごろ、京王線で人身事故発生。すると・・
2006年05月10日 10時41分 現在これは間違いなく鉄道関係。ただ、振り替えを受けて混雑の結果列車が遅れることは十分考えられるが、肝心の「東急各線」は遅れているのかいないのかわからない。
8時53分頃、京王線府中駅において人身事故があり、上下線のダイヤが乱れています。ただいま振替輸送を実施しています。
東急の駅の電光掲示板には他社線の運転状況(遅れなど)も表示される。東急から乗り換える電車が動いているかどうかを早めに確認できるので、これは間違いなく便利で親切なものだと思う。しかし、Webの運行情報では他社情報は余計ではなかろうか。「15分以上の遅れ」が本来の掲載基準なのだから、自社線に影響が出たときだけでいいと思うのだが。
そして、京王線の遅れも復旧した昼近く。
2006年05月10日 11時44分 現在お礼ですか・・・。
いつも東急線をご利用頂きまして、ありがとうございます。
私としては、いつもの「東急各線は、平常通り運転しています」でないと困るんですが。
というのも、各路線の運行状況をチェックするためにスクリプトを組んで動かしているからだ。実はこれはJR東日本列車運行情報表示プログラム「でんしゃにちゅうい」の「次世代版?」の下準備なのだが、その中で各線の平常運行を表す文字列をチェックしている。なので、今日のように無用なところで平常運行を示す文字列を変えられると、運行に異常があったと誤認識してしまう。
平常運行を表す文字列は各社たまに間違うようで、「。」があったりなかったり送り仮名が微妙に変わったりすることがよくある。列車運行情報については、いっそのことRSSを採用してくれたほうが喜ぶ人が多いと思うのだが。
2006-05-12(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] 点滅する信号:京急の「YGF現示」
ライナー12号が長い地下トンネルを抜けて地上にでたところで面白いものを見た。京急花月園前駅の手前の信号が点滅しているのだ。黄色と緑が同時に点灯する「減速」を意味する信号なのだが、これがそのまま点滅を繰返している。故障か?と思ったのだが故障にしてはきちんと規則的に点滅しており、何か意味がありそうだ。
あとでWebで調べてみるとこれは京急独自の信号現示で、「YGF現示(Yellow-Green-Flicker)」というのだそうだ。120Km/h運転が可能な京急線において、105Km/h以下への減速を指示する「抑速」信号だという。
160Km/h運転可能で有名な北越急行ほくほく線の6灯式GG現示は知っていたが、こんな信号もあったとは。
毎日の通勤途中でも次々と発見がある。鉄道趣味は奥が深いなぁ、と今さらながら思った。
参考:
Wikipedia「鉄道信号」[wikipedia.org]
Just! Railway 鉄道技術解説 第六章 鉄道信号システム[pf-x.net]
2006-05-14(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Mac&PC] XOOPS
特にはっきりとした用途や目的があるわけではないのだが、ちょっと気になっていたXOOPS[jp.xoops.org](XOOPS Cube)を試してみた。「PHPおよびMySQLが利用可能なサーバであれば、約 5 分でインストールでき、直ちに当サイトのようなユーザ登録型コミュニティサイトを立ち上げることが可能です。」という売り文句の通りXOOPSのインストール自体は非常に簡単で、わかりやすいインストーラにしたがって作業していくだけで本当に5分もあれば完了する。すばらしい!
むしろ、DBの苦手な私にとってはMySQLの設定(といってもDBとユーザを作って適切な権限をGRANTしてやるくらい)のほうが難関だった。幸い同じサーバを使っている人の前例がFAQとして残っていたのでこちらもその通り進めることでクリア。
さて、あとはどうやって遊ぼうか。
「コミュニティサイト」を本格的に作って運営するのはシステム面の問題よりユーザ管理面で気疲れしそうだし、blogというか日記的なものはすでにtDiaryで実施済み。単なる「更新の簡単なWebページ」程度の使い方しか出来ないかもしれないが、しばらくいろいろ試してみることにしよう。
2006-05-15(Mon) [長年日記] この日を編集
_ [踏切][Rail] 小田急下北沢駅の踏切と「きしゃにちゅうい」
小田急の2006年度の鉄道事業設備投資計画[d-cue.com]※pdf注意 を見ていて、下北沢周辺が地下化されることを知った。ここ数年下北沢に行く機会がめっきり減ってしまい、計画自体を知らなかった。地下化でなくなるであろう踏切のひとつに、「汽車」の標識があった。撮影は200312/25。今でもあるのだろうか。あったとしても、踏切自体がなくなる以上、標識が撤去されるまでの残り時間もそう長くはあるまい。
「汽車」の書かれた「踏切あり」警戒標識を集めた「きしゃにちゅうい」というページは私がサイトを開設して以来のコンテンツだ。かなり長い間更新していないが、手元には掲載していない「汽車の標識」がずいぶん溜まってしまった。
なくなる前に、そろそろ何らかの形で公開してやりたいものだ。
2006-05-17(Wed) [長年日記] この日を編集
_ [Home][misc] 幽霊の正体見たり...
帰宅時の雨ですっかりぬれてしまったブレザーを干そうと、自室のドアのところにハンガーで吊るしておいた。しばらくして長男がやってきて、「パパ、あそこのパパのお洋服、『おそろしいいきもの』がいるのかと思ってびっくりしたよ」と言った。暗いところにぼうっ、と人影が浮かんでいたのだからかなり怖がらせてしまったか?と思ったのだが、当の長男はべそをかいた様子もなくけろっとしている。
「怖くなかったの?」とたずねたところ、最初は何かいると思ってちょっと怖かったが、まず部屋の向かいにあるトイレに入っておしっこをして、落ち着いたところでそうっと見直してみたらパパの服だとすぐわかったから大丈夫だった、と言う。「お袖に金のボタンが4つ付いているのはパパのお洋服だもん」
ずいぶん冷静な行動だ。朝、歯を磨いているときに後ろから近づいたママに気がついてびくっとしたりするのが日常茶飯事なパパの場合、その場でギャッと叫んでいたかもしれないぞ。
この件で思い出したことがある。
かつて独身のころ、暇があると車やバイクで北海道のあちこちを気の向くままに走っていた。暇と体力の許す限り走りたいだけ走って、眠くなったら車を止めて車中泊。(北海道では都市部以外なら仮眠可能なスペースに困らない)
稚内に行った時のこと。稚内港の近くでの車中泊中に強い風の音で目が覚めた。気がつくと車の周りでは大勢の漁師が息を合わせて網を引いているではないか。
北海道の海岸沿いの集落では、漁船の引き上げや昆布干しのために広いスペースを確保してあることが多い。ああしまった、漁師さんの作業用スペースに車を止めてしまったのか。早く車をどかさなきゃ。
あれ、でもおかしいな。なぜこんな深夜に網を引いているんだろう。だいたい、車を止めたのは港のフェリーターミナル駐車場の端だ。こんなところで漁なんかするはずがないのに・・・またうとうとしかけ、今度こそはっと目が覚めて飛び起きた。
車外には漁師さんなどいなかった。
強い風にあおられて、一面のススキがいっせいに前後に揺れていた。 息を合わせて網を引く漁師、と見えたのはただのススキだったのだ。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」。尾花とはススキのことである。
2006-05-19(Fri) [長年日記] この日を編集
_ [misc] ネクタイだってさ!
本当に久しぶりにスーツを着た。ネクタイを締めようとして、あれ、と手が止まる。ええと、この先どうするんだったっけ?
大ショック。なんとネクタイの締め方を忘れてしまっていた。サラリーマン生活も長いのでいつも無意識に結んでいたのだが、久しぶりだったので結び方を「考えて」しまったのがいけなかったらしい。結局思い出したがこれは本当にショックだった。ウィンザーノットとかならともかく、簡単なプレーンノットなのに。老化の始まりかも。
今の勤務先はクールビズやカジュアルデーどころか、服装自由だ。寒暖に対応しやすいし着るものも自由に選べるのでこの会社方針はとても気に入っているのだが、そのためにネクタイを結ぶ習慣自体が私から消えかかっていた。
ところで、偶然と言うか皮肉にも今朝の日経の東洋紡の広告は「クールビズだってさ!」だった。
2006-05-21(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Rail][Home] 妻、「HiSE威風堂々」で大いにウケる
今月の鉄道ファン誌には、4月16日のHiSE回送の模様が掲載されていた。「HiSE威風堂々」である。「鉄分の濃い」私が読んでも「これは思い入れたっぷりだなぁ」と感じるくらい叙情的な文面だったのだが、悪いことに、珍しく妻が興味を示して読み始めた。「また『鉄道ファン』買ったの? この前のHiSEの回送、出てる?」
数分後、妻は「HiSE威風堂々」で受けまくっていた。
「もうこうなると鉄道はモノじゃないのね。完全に擬人化されてる。HiSEは生き物だと思ってるでしょ。」
たしかに「威風堂々」はそういわれても反論の余地がない文面だと思う。
だが、その辺を差し引いても、ファンとしてはやっぱり「HiSE小田原通過」にはアツいものを感じるんだけどなぁ。やっぱり私が「そっち側の人」だからかなぁ。こういうのは女性にはわからないのかなぁ。
ただ、妻が「夫の世界ではそういうものらしい」と認識して笑っているのはある意味幸せなことかもしれない。そういう世界があって、夫がそういう世界の住人であることは一応認めてくれているわけだから。
2006-05-28(Sun) [長年日記] この日を編集
_ [Home] えのすい年パス更新
江ノ島水族館に行って年間パスポートを更新してきた。有効期限まではまだしばらく間があって特に更新を急ぐこともなかったのだが、長男が水族館に行きたがったのでついでということで。早期更新をするとその分有効期限が延びる。これで来年の秋まではえのすい入り放題である。
昼を食べてからゆっくり出かけたので閉館までの時間は短かったが、館内が空いていてその分かえってゆっくりできた。長男は水槽を見るのも大好きだが、本当のお目当てはソフトクリームと2Fデッキにある望遠鏡、それからお土産屋。年パスは普通料金で比べると2回入場すれば「元が取れる」値段だが、家族連れは入館した後こうやってお金を落としていくことになるので、それこそがえのすいの狙いなのだろう。
それでも、家からは子供を連れて行くのにちょうどいい距離だし(小田急や江ノ電に乗れるのでパパも長男も満足度が高い)、一度に全部見て回らなくても「あの魚、また見に行こうか」なんて気軽に行けるので、えのすいの年パスは我が家ではなかなか利用価値が高い。
_ [Rail][Home] 小田急沿線の「キンケイギク?」
えのすいへの行き帰りは小田急が便利だ。江ノ電江ノ島駅でもよいのだが小田急片瀬江ノ島駅より徒歩10分ほど遠いうえ途中駅(=混んでいて座れない可能性が高い)なので、子連れだと特に帰りは小田急に軍配が上がる。今回は往復とも小田急。
途中、沿線に黄色い花が一面に咲いていてとてもきれいだった。江ノ電カレンダー切符の5月には「線路際のキンケイギクを眺めつつ走る20形」の写真が使われているが、あの花がそのキンケイギクだったのだろうか。しかし小田急沿線の花はその写真よりもっとオレンジがかっていたようにも思う。
植物には詳しくないので、本当はなんと言う花なのかいまだにわからないのが残念。
2006-05-30(Tue) [長年日記] この日を編集
_ [Rail] 「ありがとう113系湘南電車弁当」5月版の逆襲
4月1日、4月21日に取り上げた「ありがとう113系湘南電車弁当」を再び買ってみた。
4月に買ったときは「普通の弁当」として期待外れと評価したものをあえてまた買ったのは、「5月販売分は包紙デザインが異るから」。懲りるどころか大船軒の作戦にまんまとはまっている。
帰宅して開けてみると、4月分と様子が違う。なんとひそかにマイナーチェンジをはかっているではないか!
ぱっと見にはご飯の上にかかった錦糸卵・鮭フレーク等の配列が横から縦になったのがいちばん目立つ変化だが、前回「量が少なくて湘南色をなしていない!」と致命的欠点になっていたグリーンピースに代わり、緑の煮豆がきちんと太い緑の帯を形作っていたのは見逃せない変更点。ご飯は酢飯になっており、ただの弁当からちらし寿司風弁当にランクアップ。その他、フライの魚が変更になるなど小さな変化もあったが、これは他の弁当同様季節による材料の変化のうちだろう。全く予想外だったのだが、4月版に比べ見た目はそれほど変わらないものの5月版の方がずっと満足度が高かった。
湘南電車弁当はそれほどたくさんは作っていなかったようで、藤沢の例の「湘南電車KIOSK」でもよく「限定生産のため本日売切れ」の札がかかっていた。しかし、わざわざそんな札を出したと言うことはそれなりに指名買いが多かったのかもしれない。撤退後2ヶ月以上もたつと言うのにこの人気。おそるべし113系。最終的に113系にいちばんお礼を言いたかったのは、実は大船軒だったのかもしれない。鉄なヒトに売れる弁当のネタを提供してくれて「ありがとう113系湘南電車」というわけだ。
この「ありがとう113系湘南電車弁当(800円)」は5月一杯で販売終了となる。明日が最終日だが、藤沢では通常昼過ぎくらいには売切れるようだ。茅ヶ崎では3時過ぎでも残っていたので、これからラストチャンスを狙う(もの好きな)方は参考にされたい。
_ ツバメの子育て、旅立ち! [ツバメの子育て、旅立ち!]