※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2008-01-07(Mon) [長年日記]
_ [Liner][Rail] 東海道線ダイヤ乱れ:湘南ライナー12号運休
正月ボケを引きずって茅ヶ崎駅に駆け込んだのは8時13分頃。ライナー12号ギリギリ間に合うか!?・・・と思ったら東海道線は人身事故で遅延していた。なんだ、遅れているならライナーも余裕で間に合うじゃん、と安心したのも束の間、ライナーホームの列車表示は「8:15 回送」。運休であった。
程なくして見慣れた185系が到着し、ドア扱いせずそのまま静かに発車して行った。多少の遅れ承知で乗せて欲しかったが、東海道線5番ホームに降りると今度は215系の回送がやって来た。湘南ライナー8号か!! 先ほどの185系は12号の回送ではなかったのだ。40分以上遅れている。道理で乗せてくれないわけだ。
結局まだ遅延による混雑の残る東海道線普通電車に乗った。湘南ライナー14号・16号は運休にはならなかったそうだがかなり遅れたらしい。ライナーの遅れとは別だがJR東日本のサイトにある「遅延証明書」を開くと、この日の東海道線の遅延は61分以上となっていた。
_ [Rail][Telecom] ダイヤ情報メール
ダイヤが大幅に乱れている場合、事前にその情報がわかっていれば今日の私のように「大慌てで駆け込んだのに遅延・運休」ということを防げる。JR東日本のサイトの列車運行情報を確認する手もあるが、携帯の運行情報サービスの方が手軽。iモードやiチャネルによるサービスがいくつか提供されているが、中でも時刻表情報サービスの「ダイヤ情報メール」はわざわざサイトを確認しにいかなくてもメールで通知してくれるので大変便利だ。・・・と紹介してから言うのもナンだが、実は私自身がかなり長い間このサービスを愛用しているにも関わらず、事前に運休が確認できずに今日の結果を招いている。これには、
- 対象路線を広げすぎて、本当に重要な情報を見過ごす
以前列車運行情報を取得するツールを自作した頃の名残で、運行情報メールの送信対象路線がかなり多い。結構あちこちで遅延や運休があるのでかなりのメールが来てしまう。そのうち慣れてしまって「後で見ればいいや」となってしまうのだが、そういうときに限って自分に関係する路線だったりする。
以前はホームライナー小田原に乗る関係もあって中央線なども登録*1していたのだ が、これを機に配信対象路線を東海道線・山手線・京浜東北線・湘南新宿ライン位に絞ったほうがよさそうだ。 - ライナーは列車運行情報では判別できない
これはかなり深刻な問題。ライナーの運転状況は個別に表示されないので、「東海道線が遅延」となっていてもライナーの運転が取りやめになっていたりする場合に対応できない。そして実際にそのような場面が多いので困る。結局、ライナーの運転状況については駅に行ってみないとわからないのだ。
列車運行情報サービスだけではなくJR東のサイトでの運行状況表示も同様なので、おそらく大本のJR東の提供情報が快速などと同じ扱いで東海道線としてひとまとめにされているのだろう。しかし、乗車するために別途料金を払って「その列車に」乗るのがライナーなのだから、特急列車と同様*2に個別に運行情報を提供してほしいと思っている。これは以前JR東からのアンケートを書いた際に要望としてあげたことがあるのだが、さすがに希望者総数が少なかったのか困難な理由があったのか実現していない。また機会があれば要望したいところだ。
やっぱりこれがまずいんじゃないのかと自分を責めてみる(苦笑)
_ [Liner][Rail] ホームライナー小田原21号
退社時、少し遠回りをして渋谷からホームライナー小田原21号で帰宅することにした。3月15日のダイヤ改正でこの時間帯・この車両での運転はなくなるので少し早いがちょっとした「葬式鉄」ともいえる。但し、「21号」の列車名は現行の23号が繰り上がって引き継がれるので、本当の意味でなくなるのは21時台の「27号」の方。久しぶりに渋谷のホームで到着を待つ。常連客の姿は半年前と変わらない。ホーム上の整列ラインに沿って六列くらいは並んでいるのだが、これでも指定車両3号車・4号車の座席数の半分くらいだ。今日もまた窓側しか埋まらず、隣には誰も座らなかった。これでも、2年ほど前の景気が悪かった時期に比べればずいぶん増えた印象があるのだが・・・
座ってしまうと特にやることはない。いつもどおり、携帯でWebを見たりiPodで音楽を聴いたり。大崎を出てすぐの東京総合車両センターにも特に変わった車両がいるわけでもなく、その後あたりが暗くなってしまうと車窓も特に見るものがない。半年前までは毎日のように乗っていた列車なので、私にとってはライナー21号の社内は「日常の光景」なのだ。「葬式鉄」のつもりがついうつらうつらする。それでも藤沢到着時にはしっかり目を覚ます。茅ヶ崎を寝過ごすと、次は終点小田原までノンストップ。どうやら、「ホームライナー21号で寝過ごして小田原までいってしまった」という経験は一度もすることなく終わりそうだ。茅ヶ崎到着後、携帯で写真を撮って出発を見送った。
E257系特急形電車は東京始発の湘南ライナー1号でも使用しているが、JR東日本のプレスリリース(※PDF注意)[www.jreast.co.jp] によれば下り中央ライナーの置き換えは6本中4本とのことなので、こちらも今回の改正で使用車両の変更があるかもしれない。また、「スーパーあずさ」の車両であるE351系を使用しているホームライナー小田原27号(改正後は25号)も同じ理由で使用車両の変更が十分考えられる。E351系といいE257 系といい、乗り心地のいい車両が湘南ライナー系統から奪われるのは実に残念だ。そんなに座席が足りないなら215系*1を中央ライナーに回すから、などといったら各 方面に怒られるか。しかしライナーといえども利用率が低ければ今回の改正のように廃止されてしまうのだから、215系が必要とされるくらいの利用がある内が花、なのかもしれない。
*1 ダブルデッカーライナー。編成10 両中8両が二階建て客室を持つ、JR在来線最大の着席輸送力を誇る電車。朝のラッシュ時間帯のライナーによる着席通勤を実現した切り札であるが、ライナーに使われる他の車両が特急型でリクライニングシートを備えているのに対し4人がけボックスシートで室内が窮屈なため、帰宅時はできれば選びたくない電車でもある。