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2012-10-06(Sat) [長年日記]
_ [Mac&PC][Book] 備忘:Books for Mac OSXからDelicious Library 2への蔵書データ移行時の注意点
これまでしばらくの間、蔵書管理にBooks for Mac OSX (3.2.5c)というソフトを使用していた。無料な上、MacBookの内蔵iSightカメラに書籍のISBNバーコードを読ませるとAmazonからその書籍に関するデータを自動的に取得してくれるので大変便利に使っていたのだが、開発が中止となってしまい、その上最近肝心のAmazonとの連携がうまくいかなくなるなどの問題が出てきた。類似のソフトとしてはDelicious Library 2があり、有料($35)ではあるがBooks以上の機能を備えているようなので移行することにした。移行はBooksからデータをCSVで吐き出してDelicious Libraryで読み込めばいいのだが、いくつか注意点があったので備忘のため手順を記録しておく。
- Booksからデータをexportする。
[ファイル]→[書き出す]→[Tab-Delimited Text Exporter] でtab区切りのテキストデータとしてexportする。この時exportされるのは「基本情報」「拡張情報」だけなので、入手日などはあとでexportしたファイルに追記しなくてはならなかった。また、書影も引き継がれないが、これはDelicious Libraryに読み込んでから再度Amazonから取得すればよい。 - exportしたデータに不足情報を追加する
BooksがexportしたデータをDelicious Libraryにそのまま読み込ませても、項目が不足していてうまく処理できないことがわかった。そのため、ExcelやNumbers、OpenOfficeなどの表計算ソフトで以下の列を追加し、不足する情報を追記する。
- Amazon® #
Delicious Libraryは項目「Amazon® #」を見てAmazonにデータを取りに行くので、「Amazon® #」の列を追加する。内容はBooksがexportした「ISBN」項目のコピーでよい(「ISBN13」はコピー不要)。BooksもDelicious LibraryもISBNの項目があるのでそのまま引き継いでAmazonを検索してくれてもよさそうなものだが、Delicious Libraryは書籍以外も管理できるようになっているので必ずしもASIN=ISBNではないからかもしれない。 - country
Delicious Libraryは明示的に指定しないとusになってしまうようで、そのままだと米国のAmazon.comを見に行ってしまう。取り込んでから一括で変換してもよいのだが、ここで予め「country」項目の列を追加し、「jp」で埋めておくと必ず日本のAmazon.jpを見に行く。 - 入手日など
前述の通り、Booksは「コピー」などの項目はexportしてくれないようなので、必要に応じて「入手日」などの項目の列を追加し、適宜記入しておく。
- Amazon® #
- Delicious Libraryにインポートする
[ファイル]→[インポート]→[From Text File]でインポートする。
- Field Delimiterは「Tab」
- Media typeは「Books」
- All rows have same number of columnsはチェックを入れておく。
これを外すとレコードの切れ目がおかしくなってしまい、Delicious Libraryが異常終了したりする。 - Booksのexport項目とDelicious Libraryの項目が合致しているかチェックする。
自分で追加した項目、特に日本語の項目名は要チェック。自分の場合、「購入日」が「所有者」になっていたので修正した。
あとはデータをインポートして、[アイテム]→[Refresh Details from Internet]で再びAmazonからデータを取得すれば移行はほぼ完了。