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2013-03-22(Fri) [長年日記]
_ [Model][Rail] MODEMO NT134 箱根登山鉄道2000形“グレッシャー・エクスプレス塗装” 〜最小通過半径R140の訳
(拡大画像あり)当初の発売予定からかなり遅れてMODEMO NT134 箱根登山鉄道2000形“グレッシャー・エクスプレス塗装”が発売になった。
Bトレを除けば箱根登山2000系は初のNゲージモデル化。塗装バリエーションや編成両数の違いもあるので今後の展開も期待できる。真っ赤な車体にスイス国旗を模した白十字、両先頭車の窓まわりはわずかに青みを帯びた白。これは近日中にKATOの本家グレッシャー・エクスプレスと並べて比較してみたい。
従来から箱根登山のモデルはヘッドライト点灯だったが、今回はテールライトも点く。左の写真はヘッドライト点灯の状態。購入直後は少しちらつきぎみだったが、レールをよく清掃し、車体を上から押し付けぎみにして数回手転がしで前後させただけで問題なく点灯するようになった。
MODEMOの車両は列車無線アンテナや避雷器などが別パーツで後付けするようになっていることが多いが、このセットではそのような付属パーツはなく、すべての屋上機器が取り付け済みであった。行き先表示とヘッドマークを含むカラーのステッカーが付属。
NT134の箱には、最小通過半径がR140と記載されている。過去に発売されたMODEMOの箱根登山鉄道の車両は公式にはR120〜140とされていたが、実際にはわが家ではR103を通過していた。ならば2000系もと思い、試しにスーパーミニカーブレール使用のレイアウトに乗せて調べてみた。すると、T車もM車も1両ではR103を問題なく通過できるではないか。ではなぜR140以上指定なのか?
・・見ての通り、急曲線で車体同士がぶつかるから。R103ではあともうちょっと、というところで車体の角が接触してしまう。角張った車体が災いしたか。条件によってはなんとか通過できなくもなさそうではあるが、やはりTOMIXのミニカーブレールR140かKATOユニトラックコンパクトR150を使用するのが無難なところ。箱根登山鉄道とはいえグレッシャーエクスプレス塗装は3両編成ということもあって、極端に小さなレイアウトには厳しいかもしれない。
実車には何回か乗ったことがある。この画像は塗装変更した2009年のもの。レーティッシュ鉄道・箱根登山鉄道姉妹提携30周年のステッカー付き。