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2006-01-15(Sun) [長年日記]
_ [江ノ電][Model][Rail] Bトレイン:江ノ電1000形「チョコ電 III」
昨年9月末に江ノ電304+354が運用終了になってからもうずいぶん経つ。江ノ電ファンクラブが引き取りの意向を見せていた(NHK「新日本紀行ふたたび 湘南・電車通り」[nhk.or.jp]が、結局年末に解体されてしまったようだ。304F自体がなくなってしまったのも残念だが、私としては長男との思い出が深い「チョコ電」が消えてしまったのもさびしい。304F同様303Fや305Fを、という案もあるだろうが、ここはひとつ現在の江ノ電の最大勢力である1000/1500形にチョコ電塗装というのはどうだろう。
というわけで塗り替え対象として早速MODEMOの義経号を買いに走り・・・
当然のごとく、安価なBトレインショーティーの1000形を塗り替えて実現することにした。
ただし、今回のペイントは「1000形新標準色の茶色版」ではない。「304Fチョコ電の塗装を1000形に」といったほうが正しい。大きな違いは全面クリーム色の客用ドアと、連結面妻板が二色に塗り分けられているところ。1000形新標準色は20形の塗装に合わせてあるためか、ドアは他の腰板部分と同じく二色に塗り分けられているし、連結面妻板も緑一色である。塗装のしやすさという点ではもちろんマスキングの手間の少ない新標準色だが、あえて304Fチョコ電風にしてみた次第。
_ たかがBトレ2車体の塗り替えだが、実現までずいぶんとかかってしまった。この程度の塗り替えなら普通のホビィストなら週末で軽くできてしまうのではないだろうか?そもそも、「江ノ電1000形の塗装をIPAで落す(2005-10-02)」はこの「1000形チョコ電」のために実施したのだ。結局年をまたぎ3ヶ月もかかってしまった。
ケチのつきはじめは10月中旬から体調を崩したことで、復調するまで一ヶ月以上かかってしまった。歳だなぁ。気を取り直してベースとなるクリーム色(GM鉄道カラーNo.28 西武クリーム)をスプレーしたのだが、側板一枚だけ失敗しぽってりと厚塗りになってしまった。仕方ないなぁ、とまたIPAに漬けて古歯ブラシでこすったところ、なんとぽっきりと折ってしまう始末。IPAで劣化した・・というよりは、窓枠に残った塗装を落とそうと深追いしすぎて力を入れてこすりすぎたためではないかと思う。これを接着し、また塗装やり直し。しかし幼い子供が二人いるので部屋をシンナー臭くするわけにも行かず、深夜、換気を利かせた寒い玄関でこっそり作業。で、また風邪をひく。茶色(GM鉄道カラーNo.2 ぶどう色2号)を吹いたのはなんと大晦日。塗り終わって後片付けを終えたらちょうど新年になったところだった。この茶色塗装はまずまずうまくいったが、凹凸の多い連結面妻板は隙間ができていたようで、かなりのレタッチが必要になった。さすがにこのときは「新標準塗装風のほうがよかったか・・」と思ったものだ。工作自体も子供(特に鉄道模型大好きな長男)が寝静まってから開始となるのでいつも深夜作業。子供を寝かしつけながら自分も寝てしまって進捗ゼロ、も度々だ。
_ しかし苦労しただけあって、出来上がってみるとなかなかいい感じ。
手前味噌ながら「本当にあってもいいんじゃないか?」と勝手に思ってみたりする。1000形新標準色に倣って幕板にゴールドのICテープを貼ろうかと最後まで迷ったが、狙った以上に304Fチョコ電の雰囲気が出たのであえて新標準色に合せる必要もなくこれは中止。前面は好みで角形ライトとしたので、この車両は1200か1500ということになる。幻の1202F、と言うことにしておくか。
今の江ノ電では異端の「チョコ電塗装」ではあるが、茶色とクリームの塗り分けは地方鉄道の電車の塗装としてはむしろ平凡な部類に入るのではないだろうか。トミーテック鉄道コレクションの電車を塗替えて「チョコ電塗装が標準塗装の地方私鉄」を作ってみるのも面白いかもしれない。304Fに今回の1000形、そして800形(初代チョコ電塗装)風などが集う「チョコ電王国」。江ノ電標準塗装が「緑電」と呼ばれて珍しがられている、などという設定を考えるのも楽しい。
_ これで昨年からの懸案も一区切ついたし、今年はこれらの車両の「舞台」であるジオラマ、レイアウトにも着手したいところだ。
_ [Home] 長男、自分で洗髪
もうすぐ4歳の長男だが、お気に入りのくまのプーさんがついたシャンプーを買ってもらったのがうれしかったらしく、なんと自分で頭を洗った。さすがに流すところは親がやったが、子供というものは洗髪を嫌がるという先入観があったので結構びっくりした。
_ 思えば3歳になってすぐ位には風呂の中で自分で顔を洗ったりできたし、あまり水を怖がっていないのかもしれない。自分は洗顔はともかく洗髪は泣き叫んで嫌がった記憶があるので、また長男に一歩追い抜かれた気分。
_ [Home] 長男、飴を飲み込む
ミルキーを食べていた長男が、パパに話しかけようと上を向いたとたん、げ、といって口に手を入れた。まさか気管に吸い込んだか! とあわてて背中を叩く。ともかく逆さにして吐き出させないと・・・と抱き寄せようとしたら
「飴、飲んじゃった・・のど痛い・・」
よかった、のみこんだだけだったようだ。お茶を飲ませたらけろっとしていた。しかし本当に、気管に詰まらなくてよかった。
_ しかし咄嗟に「逆さにして背中を叩く」のは難しい。一瞬、15Kgもある子供を片手で吊り下げてもう一方の手で背中を叩くことを考えてしまったのだがそれは無理というもの。実際はひざに腹ばいに乗せて頭を下にして背中を叩くのだろうが、咄嗟にそれを思い浮かべられないようではいけないな。ともかく、無事でよかった。