※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2007-04-30(Mon) [長年日記]
_ [Model][Rail][江ノ電] Nゲージ:MODEMO 江ノ電 2000形(標準塗装)
MODEMOの江ノ電2000形(NT63 標準塗装)を購入した。
江ノ電の車両は小所帯の割にバラエティ豊かでどれもなかなか個性的だが、私はその中でも2000形が特に好みだ。傾斜のある大きな前面窓は室内からの展望もすばらしいし、車端部にはクロスシートもある。塗装も江ノ電らしさを残しつつ窓周りを黒くするなど、違和感のない新しさを出している。江ノ電で最もスタイリッシュな車両だとさえ思っている。
その2000形だが、ずいぶん前に「NT48 デビュー時仕様」は発売されていた。好きな車両だけに欲しい気持ちはあったのだが、「デビュー時仕様」の名前が示すとおりこれは1990年代初期の登場時の姿であった。その時は、わざわざ「デビュー時」を冠した製品を出した以上遠からず「現行仕様」も出るんだろうな、と思いとどまり、やっと今回入手に至ったわけだ。
デビュー時の姿と「現行」で違うところといえばまず連結器(自動連結器→電気連結器付き密着連結器)。モデルのプロトタイプである2001F/2002Fは登場時には前面スカート(排障器)が装備されていたが、連結器交換時に一度取り外された。しばらくそのままだったので「現行仕様ならばスカートなしかな」と思っていたところ、2006年4月頃再度取り付けられた。ではNT48とNT63の違いは連結器だけか? というとさにあらず。屋上のクーラーが変更になっており、ステンレス製のキセが銀色で表現されている。これは上から見る機会も多い模型ではなかなか目を引く変更点で、画像のように1000形と並べてみると違いがはっきりする。
今回この模型を手にして真っ先に目に付いたことなのだが、ケースに丸い緑の「承認済(江ノ電)」というステッカーが貼られていた。私がこれまで入手したモデルにはなかったが、どのモデルからこのようなシステムになったのかは分からない。「30」という番号も記載されているがこれは許諾番号か? 江ノ電は知名度も高く関連グッズもたくさん出ている。模型化許諾も比較的得やすいという話もあるようだが、許諾管理はしっかりしますよ、ということだろうか。MODEMOからは既にS.K.I.P.号や600形(2灯形)も製品化予告がされているので、いきなり許諾条件が厳しくなったりしたわけではないのだろうがちょっと気にはなった。
帰宅してから深夜のテストラン。走行に関しては従来のMODEMO江ノ電と変わらず滑らかで安心した。静かで低速走行もまずまず。なお、走行試験はTOMIXミニカーブレールR170で行ったが、試しにR140を走らせたところ低速でも通過できた。今回の個体は「あたり」だったようだ。*1
2000形は前面窓が大きいので車内(運転室内)が丸見えだ。腕に自信がないので完成品加工は避けてきた私だが、この2000形に関しては色差しや絵入りヘッドサイン装着など、ちょっと手間をかけてみたい気になっている。もっともそれ以前に、これまで購入した他の江ノ電シリーズ付属の列車無線アンテナ(ユーザー取り付け品)を全車ちゃんと取り付けてやるるほうが先だろう、という気もするのだが。
*1 MODEMOの江ノ電連接車はR170は大丈夫だが、R140の通過可否は個体差によるところが大きい。実用的なカーブ半径はR170以上と考えたほうがよいだろう。