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※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2009-05-09(Sat) [長年日記]
_ [misc] クレマチスの丘
妻の希望により、三島の「クレマチスの丘」に行って来た。三島は新幹線停車駅だが、茅ヶ崎からだと東海道線でもそれほど遠くない。
園芸にはあまり興味がないのでクレマチス、といわれてもどんな花なのかわからない。結局現地で初めて見たのだが、ちょうどこの時期がシーズンの花らしい。子供たちは広い園内の芝生を駆け回ったり、園内の池にたくさんいるオタマジャクシをつついたり、それなりに楽しんでいたが、このクレマチスの丘の奥の方には吊り橋があったりサワガニや蛍のいる沢があったり、子供たちの喜ぶ自然も豊富。
ここの目玉施設はビュフェ美術館*1だが、絵の方はあまりピンとこなかった。ただ、特別展の「いせひでこ絵本原画展」の方は家族みんながそれぞれ気に入った絵があってこちらは収穫だった。
*1 このサイトのネタ傾向から簡易食堂車のことだと思う人がいるかもしれないが、ベルナール・ビュフェというフランスの画家である。
_ [踏切][Rail] きしゃにちゅうい:三島東レ専用線
三島には5年程前に仕事で降り立ったことがある。そのとき、北口にある東レの工場に伸びる専用線に「汽車の標識」を見つけた。しかも一般的な道路標識(207-A)と一緒にオリジナルのものまで立っており、大喜びで買ったばかりの「カメラ付き携帯*1」で撮影したのだが、悲しいかな買ったばかりで設定変更しておらず、非常に低い解像度の画像しか残っていない。
今回「クレマチスの丘」と聞いて最初に思い出したのも実はこの専用線のことなのだが、家族旅行なので単独行動もままならない。一応、今回は家族サービスに徹するつもりだった。しかし、現地に行ってみると送迎バスの発着場所がまさにその専用線の目と鼻の先。標識はまだ残っている。待ち時間があるのをいいことに最も近い「東レ第一踏切」を見に行くと以前と様子が違う。JR線をくぐる入り口がバリケードと鉄条網、土嚢で物々しくふさがれている。専用線が2年も前に廃止されていたことは携帯でググって初めて知った。標識がいつ撤去されてもおかしくない状況だったのだ。しかし今日は家族サービスの日、さあどうする。次の週末、いや明日の日曜日に一人で再確認に来るか? いやいや子供たちを妻に押しつけて一人はまずいだろう、長男くらいは連れてくるか・・・。それでもバスに乗ってクレマチスの丘に着く前にはいつしかそんなことは忘れていた。
さて帰り道。バスが三島に着くと、妻が駅でお茶でも飲んでいるのでその間に撮影してこいという。到着時に「なくなりそうだから近いうちにまた撮影に来る」と言っておいたのだが、よっぽど未練がましく見えたか。一応、「またここまで来るのは大変でしょ」とは言っていたが、いずれにしても願ってもない話。ターゲットは狭い範囲に集中している3箇所の踏切なので30分もあれば十分。以下、2003年と今回の画像を並べて解説する。
*1 FOMA P2102V。当時の最新型であった。
_ [踏切][Rail] きしゃにちゅうい:東レ第1踏切
最も三島駅寄り、新幹線の高架下にある。いずれの踏切も標識が線路のすぐ脇にあるのは速度の遅い専用線だからか。遮断機があるのもこの第一のみだが、トンネルをくぐってきた列車との出会い頭衝突を避けるためだろう。前回きたときは「公式」の207-Aのほかにオリジナルの標識も一本立っていたのだが、今回見たときは支柱を残してなくなっていた。
2003/07/31撮影 トンネルの中に明かりがついているのが見える | 2009/05/09撮影 トンネルは封鎖されていたが標識はそのまま |
2003/07/31撮影 踏切の手前にオリジナルの予告標識があった | 2009/05/09撮影 支柱を残して撤去されていた |