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「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --

2011-02-04(Fri) [長年日記]

_ [踏切][Rail] 品川駅の「きしゃにちゅうい」

東海道線下りに乗って品川駅に入る直前、旧・品川客車区あるいは旧・東京機関区の外れあたりで進行方向左側に立っている「踏切あり」警戒標識。以前にも何回か取り上げたが([踏切][Rail] 田町〜品川間にあった「きしゃにちゅうい」 [踏切][Rail] きしゃにちゅうい:品川駅物件を車内から撮ってみた)、今回やっと分かりやすい画像が撮れたので掲載する。地図で見てわかる通り、一般人が立ち入れる場所ではない。車窓からの撮影であることを予めお断りしておく。横須賀線の東京トンネルの真上*1、工事用機械などを止めておく留置線にある踏切である。


20110204 品川駅の「きしゃにちゅうい」 これがその画像。グリーン車の2F席からXperia SO-01Bの動画撮影機能を使用して撮影し、静止画として切り出したものである。正真正銘の汽車の標識207-A、その下に「止まれ」の一時停止規制標識(330)、そして一番下に「品川駅搬入口」の矢印付き看板。画像左奥に見えているのは踏切の反対側の標識で、一番下の看板がない以外は同じ。こんな所に「汽車の標識」が2本も立っているのである。
20110204 品川駅の「きしゃにちゅうい」 そもそもこんな所になぜ踏切があるのか、という疑問がわくのだが、「東京地下トンネル改良工事」の資材搬入用通路なのではないか、と推測している。新幹線品川駅への何らかの搬入口に通じているということも考えてみたが、新幹線の品川駅には線路の上に高架の搬入用通路が整備されているし、一般道に面しているのにわざわざJR東の敷地を横切る通路の必要もないだろう。
20110204 品川駅の「きしゃにちゅうい」 で、その踏切なのだが、今まさに存廃の危機にある。田町車両センター縮小に伴う工事か、あるいは品川駅の配線変更のためなのかはわからないが、この踏切の東京側はすでに線路が無くなっている。今の時点でこの踏切には警戒すべき列車が来ないのだ。品川寄りは線路がつながっていて従来通り工事用機械が留置されているので注意は必要だろうが、ここを「通過」する車両はもうない。周辺の工事の具合も含め、いつまでこの標識が設置されているかまだまだ目を配っておく必要がある。
20110204 品川駅の「きしゃにちゅうい」 最後に、反対側(港南口向き)の標識の写真を一枚。東海道線下り列車の車窓からだと、進行方向に背を向けて乗っていると見ることができるのだがそれも一瞬である。敷地外の道路との間には新幹線が通っているので外からの撮影も無理、と思っていたのだが、NTTドコモ品川ビルの公開緑地から携帯でなんとか撮ってみた。

*1 そのため、横須賀線からはこの標識を見ることができない。東海道線上りは田町車両センターを挟んで反対側を走るので、この標識を目にしている一般客は東海道線下りの乗客に限られる。