帰宅のライナーを降りて自宅に電話する。長男が出たがっているのが聞こえる。やっと代わってもらった長男は今日の夕食を教えてくれたあと、「気をつけて帰ってきてね」と言ってくれた。
これまで、子供が電話でいうことは大体が親の真似、あるいは隣で母親が言わせた言葉だったはずだが、これは長男が自分の意思で言った言葉だった。それが「気をつけて帰ってきてね」だったのがとてもうれしい。
電話を切って駅を出ると、東京を出るときは想像できなかった豪雨。本当に「気をつけて」帰らなくてはいけない状態になっていた。