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2006-12-27(Wed) [長年日記]
_ [Model][Rail] Nゲージ:MODEMO 箱根登山鉄道 モハ1形標準塗装
MODEMOの新製品 箱根登山鉄道モハ1形"標準塗装" (NT61)を購入した。
モハ1は制作発表があって以来発売を非常に楽しみにしていた。メーカサイトでは12月発売となっていたものの12月上旬〜中旬にはなんのアナウンスもなく、もしや年明けに延期かとやきもきして次の発表を待っていた。結局12月25日メーカー発送と決まったが、本当に年内ぎりぎりであった。小売店に行き渡るまでに二日はかかると見込んで本日(27日)模型店に出向き、無事購入。お店の人いわく、まさに先程入荷したばかりとのこと。店頭在庫が少なくなってから慌てて買うパターンが続いていたが、今度は余裕があった。
すでにモハ2を持っているので比較してみると、NT44のモハ2(現行塗装・ステンレスドア)に比べグレーが少し濃くなった感じであるが、並べて違和感があるほどではない。一見よく似た両車だが、こうして比べると側面は窓の大きさが明らかに異るし台車も別形式なのがはっきりわかる。また、NT56モハ2緑塗装からドアの靴ズリ部に色差しがされるようになり、精密感が増した。以前は「説明書(モノクロ)に印刷されているものを切ってご利用ください」だったサボもカラー印刷されたサボシールが添付されている。
モハ2同様全体的によくできていているのだが、一つ気になったのが台車。これはモハ2にも言えることだが、妙に薄っぺらい板のような印象を受ける。彫りが浅く重厚感がないのだ。江ノ電ではそのように感じたことがないが、これは台車形状によるところと、江ノ電よりオーバーハングが少ないところが関係しているのかもしれない。特に急カーブを走らせると目立つのが残念だ。
走らせてみると、スーパーミニカーブ(R103)では走らせる向きによってぎくしゃくした。直線やミニカーブ(R140,R170)では問題がなかったので急カーブのせいなのだが、一応メーカーはR100も走行可能と公式に発表しているので残念というか、「はずれ」を引いてしまった気分もないとはいえない。ただ、モハ2や他のMODEMO製品*1でもR103だと程度の差こそあれ似たような状態になるものもいくつかあるので、明確に不良とも言えない。「走れる」とは言えスーパーミニカーブレールはNゲージにとっては厳しい条件なのかもしれない。
これで箱根登山鉄道の現役(現行)車両で製品化されていないのは2000系と電動貨車モニ1となった。モニはともかく2000は好きな車両なのでどこかで製品化してくれないだろうかと思っている。また、TOMIXの1000形も現行の新塗装が出ていないがこの先出ることはあるのだろうか。
手元には箱根登山鉄道線の車両が3編成集まった。そろそろ彼らを走らせる舞台も用意してやらなくては。
*1 江ノ電の連接車は構造上R103は走れない。個体によっては一部R140を通過できる物もあるがR170以上で走らせるのが妥当なようだ。なお、"タンコロ"100形はR103もすいすい走る。