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2007-09-27(Thu) [長年日記]

_ [misc][Telecom] 日経 春秋(9/27):それは本当に実機だったのか?

9/27の日経朝刊「春秋」に、使用済みの携帯を寿命の尽きたセミの死骸に見立てた記述があった。
NIKKEI NET(日経ネット):社説・春秋−日本経済新聞の社説、1面コラムの春秋[www.nikkei.co.jp]

▼そっくりの光景を、日本の安売り電器店で目にする。使用済みの携帯電話である。小さな体に高度な機能が詰まっているのは蝉と同じ。「お子様の玩具にどうぞ」などと書かれ、無造作に山積みになった携帯もまた、命の火が消えた哀れな「物体」であろう。日本が世界に誇る技術の結晶は、寿命が蝉ほどに短い。

執筆者(春秋子)が見たのは、本当に「使用済みの携帯電話」だったのだろうか?

最近は携帯電話各社とも、環境保護・希少金属回収などを目的として使用済み携帯電話の回収を進めている。
携帯電話の回収・リサイクル | 企業情報 | NTTドコモ[www.nttdocomo.co.jp]
報道発表資料 : am/pmの店舗内に使用済み携帯電話のリサイクル回収BOXを設置 | お知らせ | NTTドコモ[www.nttdocomo.co.jp]
【特別企画】使い古しのケータイ、引き出しに眠らせていませんか?――各社の携帯電話リサイクルを探る[k-tai.ascii24.com]

回収した携帯をキャリアに戻さず販売していたとすればその販売店にはかなり問題がある。そもそも、ユーザー情報保護のため、回収した使用済み携帯は必ず専用工具で破壊することになっているはずだ。回収実機をそのまま販売などもってのほかなのである。
おそらく、春秋子が見たのは「使用済み携帯電話」実機ではなく、展示用の「モックアップ」だったのではなかろうか。古いモックを100円くらいで売っていたり、「ご自由にお持ちください」とそれこそ山積みにしているのは私も見たことがある。最近は通話・通信機能以外はほぼ実機と同じ動作をする「ホットモック」*1もあるが、いずれにしても春秋子の言う「命の火」が宿ったことのないただの模型である。

高度な技術の結晶が短期間で使い捨てられてしまうことへの警鐘としてはうなづける内容ではあるが、ちょっと話の振り方を間違えたかな、という感じがする文であった。

*1 ホットモックの中身はほとんど実機と同じともいわれるので、その点では「技術の結晶」の寿命が短い、という指摘も全くの間違いではないし見間違えるのも仕方がないが、少なくとも「使用済み携帯電話」ではない。