※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-07-01(Fri) [長年日記]
_ [Liner][Rail] 湘南ライナー関連「Liner」カテゴリ新設
毎日利用している湘南ライナー関連の話題が増えたため、「Liner」カテゴリを新設する。以前の日記で該当するものについても徐々にカテゴリを追加する予定。
なお、ここでは「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」も「湘南ライナー」カテゴリとして扱う。ちなみに、上記はいずれもかつて「湘南新宿ライナー」と呼ばれていた。
_ ライナーセット券とは、発売日翌月に運転されるライナーに乗車することができるライナー券である。購入すると券面に記されたライナーに限り一ヶ月有効なため、出勤時間や出社日に変動がない場合は毎日ライナー券を買うよりも確実にライナー通勤が可能となる。
_ ライナーセット券の金額はその月のライナー運転本数×500円で、祝日の有無等により毎月9,000円〜11,500円位と額にばらつきが発生する。前売り・セット売りではあるが割引はない。利用開始月の前であれば発売した窓口での払い戻しも可能。ただし、利用開始後はライナーの運休を除き払い戻しはできない。もちろん、券面指定のライナーに乗り遅れても他のライナーへの振り替えや払い戻しはできない。
_ ライナーセット券は東海道線・相模線のみどりの窓口等で毎月1日から発売される。JR東日本のサイトによると「14時から販売」となっているが、実際には人気が高いため8時から整理券が配布され、整理券番号が若い順からの販売となっている。茅ヶ崎駅の場合、整理券との引き換えは1日の16時30分から20時までとなっており、これを過ぎると整理券による予約はキャンセルされる。
_ [Liner][Rail] ライナーセット券はもはや「プラチナチケット」ではない
ライナー券発売前日になると、緑の窓口の前に折りたたみ椅子が並んでいるのを見たことがある人も多いかもしれない。これはライナー整理券を早い番号で得るための「徹夜組の場所取り」である。これを見て「妻や老人を並ばせて着席通勤とは」
と批判的な声をあげている人もいる。湘南ライナーのセット券は徹夜で並ばないと入手できない「プラチナチケット」と本で紹介されたこともある。
_ 正確には、「かつては」プラチナチケット「だった」、が正しい。
かつてライナー券が300円(消費税施行後は310円)だったころ、ライナーセット券は間違いなく入手困難だった。特に湘南ライナー8号は東京9時出社に最適な時刻設定のため大人気で、早朝から並ばないと入手できない正真正銘のプラチナチケットだったのだ。私も午前3時頃から駅に並んでいた。当時はまだ現役だった義父と、同じく東京勤務だった結婚したばかりの妻と3人で、夏は蚊を気にしながら、冬はスキーウェア完全装備で夜を明かしてやっと入手できるのがライナー8号のセット券であった。
_ しかしいまから5年ほど前、ライナー券が500円に値上がりしたときを境に状況は一変した。ライナー券を求める人は目に見えて激減し、セット券のために駅に並ぶ人の列も急激に短くなっていった。
今では、一番人気のライナー8号であっても当日の朝8時くらいに窓口に出向いて整理券をもらっても入手できたりする。ライナー券の引渡し時、窓口前には整理券番号別に入手可否の○×がついたボードが掲示されているが、最近は「全員お取りできました」と書いてあることも珍しくない。
最近利用している湘南ライナー12号(到着時間がやや遅いのと品川止まりのためそれほど人気がない)などはセット券販売最終日(利用開始2日前)でも購入可能だし、実際かなり空席がある。
_ そのようなわけで、いまは特別な事情がない限りライナーセット券のために徹夜で並ぶ必要はない。人気の6号・8号以外はライナー券(一般に「当日券」と呼ばれているが前日から販売されている一回券のこと)を買って乗車することもできる。6号・8号も前日19時台までならなんとか購入可能だ。すでにライナー券は「プラチナチケット」ではない。