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2005-07-15(Fri) 夏休み [長年日記]

_ [Rail][Home] 長男、カシオペアで寝台列車初体験

カシオペアツインでカシオペアスペシャル弁当
長男もずいぶん大きくなってしっかりしてきたので、夏休みは親子ともに大好きな列車の旅をすることにした。寝台特急「カシオペア」[jreast.co.jp]で札幌へ。長男は初の寝台車乗車である。

_ 今回は次男0歳児がいるため、妻は留守番となった。カシオペアの紹介サイトなどを見て「私も乗りたかった」を連発している。子供が生まれる前に二人で乗っておけばよかったとも。以前「寝台特急で北海道へは15時間以上」と言ったら飛行機の方がいいと言っていたような気がしたのだが・・。(本人はその発言を否定している。)

_ 切符はぎりぎりで最後の一部屋をおさえた。そのため個室「カシオペアツイン」は2階ではなく1階。部屋に入る階段を下りたときは狭く感じたのだが、実際に着席してみると狭すぎず広すぎず、ほどよい「自分空間」に感じられた。もっとも、これは3歳児と二人で乗車したからで、大人二人ではまた感じ方が変わってくるかもしれない。

_ 上野〜青森間の牽引機はカシオペアにあわせた塗装になったEF81 79。以前長男用にBトレインショーティのEF81カシオペア色を組み立てたが、まだナンバーを貼っていなかった。乗車を記念していつか79号機のナンバーシールを貼ってやろう。そのときはもちろんヘッドマークも作って・・・。

_ [Rail] カシオペア食事情

夕食は予約した「カシオペアスペシャル弁当」が部屋に届く。18時頃お届け、とされているが、1号車から順に配り始めるので、乗っている車両が先頭に近いと実質19時くらいが夕食時間となる。長男は普段食が細いので一人前しかとらなかったがこれは大誤算で、結局ほとんど長男に食われてしまった。味が濃かったり辛いものだけがパパの分。ほとんどビールのつまみ程度である。そのビールだが、普段愛飲している「サッポロクラシック」だったのがうれしい。さすがは北海道行き寝台特急。

_ 本当は21時45分からの「パブタイム」にダイニングカーに行く計画もあったのだが、長男が20時台に寝てしまったので断念。一人で置いていくわけにはいかない。

_ 朝食は翌朝6時30分から。しかし、10分前にはダイニングカー前に長蛇の列ができていた。この日の乗客は自分と同じような子供連れとシニア層が大半だったようだが、考えてみればどちらも「早起き」な集団である。結局朝食第一回には入れず、ダイニングカーの通路で40分待ってやっと着席できた。このときは既に和朝食は売り切れだったが、二巡目に間に合わなかった人は結局ダイニングカーにすら入れなかったので洋朝食を食べられただけまだいい方だ。

_ ダイニングカーのレジにはカシオペアグッズも置いてあった。長男にはダイヤブロックのEF81カシオペア色、パパ用には携帯ストラップを購入。ブロックは個室に戻って組み立てたが、出来上がったのは到着寸前、苗穂の手前であった。

_ [Rail] 再び「走るホテル」と言われるために

かつてブルートレインは「走るホテル」といわれていたそうだ。カシオペアは他の寝台特急に比べて豪華なのは確かだが、冷静に考えるとこの設備が本当に「豪華」「贅沢」だとは思えない。むしろ、列車という限られた空間であることを考慮してもホテルとしてはこれで「普通」であって、他のブルートレインが時代の水準以下なのではないかと思える。いまどき、安価なビジネスホテルだってB寝台よりはプライバシーを保ってくつろげる設備になっている。

そんなことを考えてしまったのも、カシオペアツインが本当に居心地がよかったからだ。札幌に到着したとき、ちょっと降りたくなかった。