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2006-08-14(Mon) [長年日記]
_ [Model][Rail] Nゲージ:MODEMO 箱根登山鉄道モハ2形「青塗装」
MODEMOの箱根登山鉄道モハ2形「青塗装」を購入。あちこちで売っていたはずなのに気づくとどこも売切れ・在庫僅少になっていて、他の購入予定を後回しにして慌てて購入したのだった。こういった「売切れそうだから」と言うのは購入理由としてはあまり望ましくない。発売直後ならば安い店を探して買うこともできたのになぜこうなるまで買わなかったのかと言うと、もちろん予算の都合と言うこともあるが実は「発売時には買う気が無かったから」。
箱根登山鉄道モハ2形ならばすでに現行塗装のNT44を購入済みだったし、同一形式のカラーバリエーションにまで手を出すと収拾がつかなくなるような気がして手控えていた。だいたい、リバイバル塗装であるモハ2の「青塗装」の実車は108号一両だけで、NT44のカラーバリエーションであるNT50「青塗装『2両』セット」は現実にはあり得ない編成の商品だということも購入をためらった大きな理由。モハ2は現行色2両があれば十分、と思っていたのだ。
ところが、この青塗装108号、箱根に行くとなぜか目につく。箱根に行くたびに目にするので気になってしょうがない。乗ったことはないのだが必ずどこかで目にしてしまう。特別塗装なので一層目立つ。そして、確実に108号だと「個体認識」してしまう。こうなってしまうともうだめだ。なんとなく愛着がわいてしまうのだ。そしてそう思って見回すと、あんなに「余っていた」はずのMODEMOの青塗装も残りわずか。
「の、残り少ないからなくなる前に買ったんだからな!」
見事な「ツンデレ」である。それまで興味がなかったのに実車に触れる機会が増えると急に愛着がわくのはどうも私の性格らしい。
かつて北海道に住んでいたときは当然地元優先だったが、そのときは今のように「北海道形」のNゲージ量産品などほとんどなかったので買うに買えなかった。いつかキハ22やキハ183が走るレイアウトを作りたい・・と思っていたのだが、今は「江ノ電」「箱根登山」が興味の中心。どうも遠距離恋愛には向かないようだ。
製品については、NT44の製品と塗装が異なるだけで相変わらずいい出来だ。ただ、今回ちょっとだけ気になったのはパンタグラフ。下枠交差形なのだがその特徴ある「下枠が交差」している部分がよく見えない。もともと交差部分が低い位置にあるうえ小さなパンタグラフ、しかも低く構えることが多いものだしこのくらいは仕方がないともいえるが、ちょっと気になってしまった。 NT44では気にならなかったところで、全く同じ部品のはずだが、明るめの塗装と関係があるのだろうか。もちろん、代わりに線の細いパンタグラフを自作するような技量はないのでこれでよしとする。それ以外は特に不満なし。
年末にはいよいよMODEMOからモハ1も出るという。現実にはない「青塗装2両編成」だが、これらと組み合わせて、また単行で、と、2両をうまく使って楽しもうと思う。もう、両方108号でもいいや。こうして、実物の箱根登山鉄道とは異なり、私の「箱庭登山鉄道」では青塗装が2両あって108号同士がすれちがうこともある、ということになったのだった。
MODEMOの箱根登山鉄道モハ2形には、メーカーの「100Rのカーブ通過可能」のお墨付きがあり、同梱の説明書にもその旨明記されている。当然トミックスのスーパーミニカーブも走れるので、箱根の風景にこだわらず単行で手軽に楽しめるミニレイアウト用の車両としてもよさそうだ。
なお、スーパーミニカーブレール(103R)を2両連結で走らせたところ、カーブ内側では車端が接触しそうなくらい車間が狭まっていた。低速で走らせることになるので集電にも気を使うことになる。メーカーが100Rを認めているとはいえ、レールクリーニングやジョイント部の確認など、線路のメンテナンスはやはりしっかりやっておいたほうがよいと思った。