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2004-11-20(Sat) [長年日記]
_ 5181号車の前面加工
目黒側先頭車の5181号車。モデルでは前面上部のヘッドライトと行先表示・列車番号部分をステッカーで表現するようになっているが、ここを部品の裏から塗装してみた。ライトは凹んでいる部分にプラ用カラーのホワイトを少し差して見た。裏から見ているときはちょうど良く思えたのだが表から見ると周りにはみ出していたので、つまようじの先ではみ出し部分を削り取っておいた。また色も白をそのまま塗ったが実車のライトはHIDバルブなので、ほんの少し青を混ぜるともっとよかったかもしれない。
続いてフラットブラックを塗る。今回は模型用のペイントマーカーを使用したのだが、思ったよりペン先が太い。事前にカッターでペン先のフェルトを削ったがそれでも思うようにペン先が扱えない。一度不要な紙にペン先を押し付けて流れ出た塗料を爪楊枝の先につけて必要な部分に乗せていったが、塗料が少なければムラが目立ち多いと凹んだ部分に流れ込む。結局最初から面相筆で塗った方がよかったようだ。甘く見ていてマスキングもしていなかったので、行先表示等の窓も埋まってしまい、「ステッカーも裏から張ってガラス越しに見えるようにする」という目論見は失敗に終わった。あとで外から貼ることにしよう。
目黒線特有の遮光フィルムは予定通りMAXON COLOR OVERLAY DIC582を2.5mm幅に切り出し、裏から貼った。これは狙い通りうまくいった。少し透けて見えるところが本物らしくご満悦。
_ スカート対策:KATOカプラー化でR100通過可能に
Nゲージの線路を走れるように、KATOのBトレイン用台車(通勤電車2)を履かせる。そのままではカプラーと車体に固定されたスカートが接触してカーブが曲がれないような気がしたので、KATOカプラーに交換してみた。手軽な加工だがBトレイン用のR100カーブを問題なく通過できたのでこれで合格とした。(前面へのKATOカプラーの採用はスカート対策と見た目のよさが目的で、連結運転は考慮していない。)Bトレイン付属の台車からカプラーポケットを切り出しダミーカプラーを固定する方法も十分実用になりそうだが、KATOの台車のポケットを切ったりスカートとダミーカプラーが当たり調整する必要がある等手間がかかる上、当のダミーカプラーも結構ごついので、試してはみたが採用には至らなかった。_ 列車無線アンテナを削り落とす
このキットで最も悩んだのが5181屋上の列車無線アンテナである。
実車では5181の屋上には列車無線アンテナはついておらず、武蔵小杉側先頭車5681には前後に2つアンテナがついている。他の5000系列(5000/5050)と並んだ写真を見るとその差がわかるが、モデルではほんの数ミリの突起の有無でしかない。わざわざ削り取るべきかかなり迷ったが、結局思い切って削り取ってしまった。削った跡はほんの少し塗装のはげている部分があるものの、あまり目立たないのでよしとした。なお、5681製作時に「2丁アンテナ」を再現するかどうかはまだ決めていない。
_ 中間車のパンタグラフはTOMIX PS33B
中間車は目黒側2両目の5281とするので、パンタグラフは1丁。 シングルアームということで、TOMIXのE231系500番台用分売パーツ・PS33Bをつけることにした。そのまま取り付けると避雷器の台が屋根のヒューズボックスに当たるので、これを切り落とす。本来はパンタ横に避雷器がつくのだが、それは省略。屋根にはこのパンタ用と思われる取付穴が4つ開いていたが、サイズが微妙に違うのか傾いたり外れたりしやすいのが残念。両面テープで止める必要がありそうだ。このPS33Bは実物とは異なり見た目そのままにひ弱で、ちょっと触ると傾いたり部品がはずれたりするので、プラの地肌を隠す意味もあってグレーのスプレーを吹いてはめ込み部分を少し固めたところわずかながら効果があった。
取り付けてみると格好はいいが、やはり車体に比べてひ弱な感じ。Bトレイン付属のごつくて固定のパンタグラフは思ったよりよくできているのかもしれない。
_ 残るはステッカー
あとはステッカーを貼って完成とする予定。
前面の行先表示部分の失敗は残念だが、ステッカーの貼り方を工夫してリカバリをはかろうと思う。武蔵小杉側の先頭車5681では部品裏からの行先表示表現を成功させたいものだ。