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※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2004-11-05(Fri) [長年日記]
_ 11/3発売・2,500個限定とのことで売り切れも十分考えられたのだが、行ってみると段ボール3箱がカウンター内に積まれ、一番上の箱からはお目当ての品がたくさんのぞいているではないか。ほっとして店内を一通り眺めてから1つ購入。
_ ところが、店内の会話を聞くともなく聞くと、下の段ボール2つは空き箱だったらしい。のんきにウィンドウショッピングなどしている場合ではなかったのだ。残り少ないとなるとついもう一つ、と思ってしまうのが情けないところだが、今回は踏みとどまった。残りが本当に私の見た分だけだったとすると今日明日には売り切れてしまうだろうが、これで入手できた人が一人増えたかもしれない。購入してまだ作っていないBトレインも増えてきたし、今回の車種「キハ10」にそれほど思い入れがあるわけでない、というのも踏みとどまれた理由か。
_ ではなぜわざわざ買いに行ったのか、というと、それが天賞堂限定だったから。銀座天賞堂といえば世間一般では貴金属店だろうが、鉄道(あるいは模型)好きにとっては特別な響きがあるのではないだろうか。
_ 北海道で生まれ育った私は、小学生のころから鉄道模型雑誌で天賞堂の存在を知ってはいた。が、北海道の小学生に銀座は遠い。ともかく精密で、そしてとても手の届かないような値段の模型を売っている店、天賞堂。銀座には近所の模型屋とは違うすごい店がある。どんなところだろう、大人になったらいつか行ってみたい・・と思っていた。
_ そして今、社会人になって職場も都内。天賞堂はちょっと足を伸ばせば行けるところになった。やっと過去のあこがれが普通に叶うようになったのがうれしい。
_ ただし、いまでも手の出せる範囲はBトレイン止まり。大人になっても「天賞堂謹製モデル」はまだ夢の向こうにある。