※湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原 時刻表 はこちら(令和2年3月14日改正まで)
※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-03-07(Mon) [長年日記]
_ [Rail][踏切] 踏切:遮断機の作動遅れであわや衝突事故
列車ニアミス:JR踏切、作動装置に不備[mainichi-msn.co.jp](毎日)踏切脇に小屋があって、「踏切警手」が遮断機を上げ下げしていた時代はすでに大昔のこと。列車の本数・頻度・速度・両数は昔と大きく異なる。今回はそれに加えてダイヤの乱れがあったために起こった事件ではあるが、本来は起こってはならないことだけにJRには十分な対策が求められるのは当然。
しかし、「起こってはならない」こととそれが「起こりえる」ことは別だ。「起こってはならない」からといって起こったときの対策を考えないのは安全対策として失格。今回は幸いにも事故にはつながらなかったが、人命にかかわる問題には何段階にもわたる対策(フェイルセーフ)が必要だし、その中には設備的な対策もあれば規制・規程の制定・教育や運用といったソフト面の対策もある。
そして、今回は「列車が来たのに遮断機が下がらない」という事態が実際に起こった。二度と起こさないための対策は必要だが、これは「遮断機が下りないことも起こりえる」実例でもある。
踏切ノンストップの効用を説く議員のセンセイはこの点をどう説明するのだろう。サイトには<考えられる反論>として
万が一遮断機が誤作動したら危険ではないか。とあるのだが・・
それは交通信号でも同じ問題があり、少なくとも誤作動は有意に報告されたことはない。当然その精度を上げるべくあらゆる努力はすべきであるが、そのことで一時停止義務を維持する理由にはならない
なんにせよ、私は踏切では一時停止する。よく確認して事故に遭わないのが一番。
どこぞのセンセイの言葉に賛同して事故になっても、誰も助けてはくれない。
これがほんとのジコ責任。(駄洒落かよ)
_ [Rail][踏切] 踏切:列車不通区間の踏切一時停止は必要か
列車不通でも踏切は一時停止を JR高山線で“違反車”相次ぐ[chunichi.co.jp](中日新聞)同じ「踏切ノンストップ」ネタだが、こちらはどうだろう。
台風の被害でもうずいぶんと長いこと不通になっている高山本線で、踏切での一時停止を求めている。理由は
- 一時停止しない癖がつくと事故につながる
- 復旧時
- 不通を知らず一時停止した車への追突
- 復旧作業時の通過列車がありうる
当面復旧の見込みもないようだし、列車が本当に来ない踏切で一時停止の指導はそれこそ「無駄な規制」だろう。こちらは「踏切休止中」の看板を出すなどしてしばらくはノンストップにしてもよさそうだ。「止まらない癖がつくと困る」「事前に教育しておけば復旧時にも止まってくれるだろう」などという非合理的な話では指導されたほうも納得いくまい。なんといっても、こちらは本当に列車が来ない踏切なのだ。 (看板の設置については「今のところ考えていないが、住民から質問があれば応じていきたい」ということで消極的なようだ。)
そして作業列車が走るようになったり復旧して営業を再開したときこそ力を入れて「監視・指導」する。マスコミをうまく使ってニュースにするのもいいだろう。「今は本当に一時停止を守らないと危ないぞ、今は電車が来るぞ」という立場のほうが指導される側も納得できると思う。
ところで、記事中には『高山市国府町の男性は、この踏切で一時停止したところ、後ろの車にクラクションを鳴らされ、「止まるな」と罵声を浴びせられたという。』等というエピソードがあった。こういった手合いを取り締まるのは列車が来る来ないにかかわらずどんどんやってほしい。
_ [Rail][踏切] 踏切:もし踏切に取り込まれたら
渋滞を無視して踏切に進入、特急と衝突[response.jp]ほらいわんこっちゃない、というか、運転手の不注意そのもの。
一時停止して電車と進路の両方を確認していればこんなことにはならない。
「運転していた男性はクラクションを鳴らして前方のクルマを動かそうとしていたが間に合わず」等とも書いてある。
「どけどけ!俺が踏切を渡れないではないか!」とでも言いたかったのだろうか。先詰まりしてるんだってば。自己中心的で路上に出る資格のないドライバーだったようだ。
さて、人のことはともかく、自分が踏切から出られなくなったらどうすればいいか?
教習所で習ったことを思い出して見た。先詰まりしていなければ遮断棹を押し破って出てしまう。今回のようにそれができない場合は
- 踏切の非常警報ボタンを押す
- 車に備え付けの非常用発煙筒を焚いて列車の来る方向に走る
それより「発炎筒」。ある場所も知っているし使用期限が切れたらちゃんと取り替えているが、免許を取って20年以上の間実際に焚いたことがない。やり方は知っているつもりだが・・一度、非常時に備えて相方と一緒に試してみるか。