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※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-03-11(Fri) [長年日記]
_ [Rail][misc] 「満員空席」の謎
最近、朝の通勤時間帯の電車で空席をよく見かける。もちろん、空いているからではない。電車自体は混んでいるにもかかわらず、目の前の空いた座席に座らない人が多いのだ。
山手線や地下鉄だと乗車時間が短いこともあり、たしかに無理に座る必要もない。網棚に荷物を置いてあったりすると、それを下ろして座ってまた立って・・という一連の動作をするのがかえって大変だったりする。確かに、自分も目的地まで1,2駅ならばよほど疲れていない限り座らない。
しかし、朝の通勤時間帯は混んでいるのだ。無駄に「空気」を座らせておいて一方のドア口ではひどい押し合いになっていたり乗り切れない人がいたりする。何か変だ。
_ この「座らない」人が増えた理由だが、駅間が短い・乗車時間が短いということのほか、どうも「弱者に席を譲れ」のキャンペーンが行き過ぎた結果のような気がする。目の前の席が空いて座っても、あとからお年寄りが乗ってきて、加えてさも当然のごとく「この若造、席を譲れ」といった態度をとられるくらいなら、一駅やそこら座んなくてもいいや、ということではないだろうか。
_ 弱者に席を譲るのはマナーだが、電車が混んでいるときは別だ。たとえ次の駅で降りる場合でも、座る人がいなければ率先して座ってほしい。なにより混雑緩和のためだ。ついでに、若者だろうが疲れているときは座ったっていいじゃないか。元気な年寄りは疲れた若者に席を譲るのもかっこいいと思うぞ。回りもそれを「年寄りを立たせて・・」等と思わず、それぞれの事情を認めるようになってくれれば、こんなことにはならないと思うのだが。