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2005-09-11(Sun) [長年日記]
_ [Model][Rail][iPod] Bトレイン:E231系500番台「山手線 iPod Shuffle 広告車」
6月27日に掲載したBトレの「iPod Shuffle広告車」が一応の完成を見た。前回に引続き、全車客用窓にはMAXON COLOR OVERLAY(DIC 401)を貼って熱線吸収ガラスを表現。前面は透明なままの上部を裏からフラットブラックで塗装してある。今回は手を抜かずマスキングの上面相筆で塗ったので、はみ出ることもなく期待通りに仕上った。行先表示もプリンタで作成してみたが、これが「渋谷・新宿方面」と読めるのは作者本人だけだろう。運行番号に至っては作者自身も読めない。前面ガラス上部のグラデーションの表現はパス。
Shuffleの広告は前回掲載の通り、ラベル用紙にインクジェットプリンタで印刷したもの。薄手の紙を選んだにもかかわらず、貼ってみると切口が白く見えてしまい、どうしても厚みが感じられる。また、広告の原画にはかなり凝ったのだがその割に矢印以外はほとんど目立たない。とりあえずこの矢印さえ目立てばShuffleの広告だと分るので、これは題材選択の勝利ということにしておこう。前面のステッカーも本当はかなり力が入っているのだが、かろうじてiPod Shuffleと書いてあるらしい、程度の出来。実物同様Myriadフォントを使い、さらにAppleマークだけはChicagoでMacOS内蔵の「本物のAppleマーク」で表示してあるのは完全に自己満足の領域であった。より高精細を求めるならば機材は家庭用インクジェットプリンタなどではなく、出力先も専用デカールということになるのだろうが、まぁBトレインだし、こんなもんでしょう、と妥協。
パンタグラフは当初、東急5080系の時と同様TOMIXのPS33B、あるいはKATOの山手線用PS33Bを使おうと思っていたが、どちらも品切。しかし「E231系4両セット」発売時にはKATOの「モハ205 八高線用パンタグラフ」が潤沢に出回っていたのでこれを利用した。当然ながらTOMIXのものより簡単に、無加工でぴったりとはまる。実物はPS33CとのことだがPS33Bとの違いはわずかなもので、ある雑誌には「メーカーの違い」とだけ書いてあった程。(私の気がついたところでは、パンタ台の碍子の構成が多少異るようだ) また、山手線用PS33Bは避雷器の台座がパンタについているが、Bトレインでは避雷器は屋根と一体に作られているので結局はその台座は切り落さざるを得ない。むしろPS33Cの方が好都合だったりする。KATOのシングルアームパンタはTOMIXのPS33Bよりも華奢な感じがなく、安心して扱えた。早速東急5080系にも取付けてみたが、こちらは無加工だと少し台座から浮き上ってしまうようだ。
下回りは「小型車用台車・通勤電車2」をつけN化。クハのスカートは東急5080系と異り開口部が狭く、そのまま台車をつけてもカプラーがぴったりはまってしまい全く首を振らない。山手線のE231系に分割併合の必要はないので、Bトレの台車部品から切出したカプラーポケットにKATOカプラー密連型の根元をやすりで薄くしたものを押込み、これを車体に組込んで固定した。電気連結器(KATOカプラー密連型の連結部分)も取払ってしまってよかったのだが、スカートの開口部が余計目立つのでこれは実施せず。
当然のことながら先頭部の台車はカプラーポケットを根こそぎ切り落す。これで完了・・・と思ったら、なんと先程固定した車体側のカプラーポケットに車輪が当って首を振らない。これはKATOの小型車両用台車のセンターピン位置が後ろの車軸寄りなのをいいことに、「前後逆に取付ける」(本来カプラーポケットがあったほうを車体内側にする)ことでクリアした。
当然のことながら先頭部の台車はカプラーポケットを根こそぎ切り落す。これで完了・・・と思ったら、なんと先程固定した車体側のカプラーポケットに車輪が当って首を振らない。これはKATOの小型車両用台車のセンターピン位置が後ろの車軸寄りなのをいいことに、「前後逆に取付ける」(本来カプラーポケットがあったほうを車体内側にする)ことでクリアした。
これで目標の「山手線IPod Shuffle広告車」がかたちになった。実は広告を貼付けたのは片面だけで、反対側はオリジナルのまま。気が向いたら「iPod シルエット広告」でも作って貼ってみようかと思っている。
家庭用プリンタ+クリアデカールでもそこそこの仕上がりが期待できそうな気がします。<br>…初ツッコミしちゃいました(笑)
戎屋さん、早速のツッコミありがとうございます。<br>この分野に足を踏み入れた以上、いつかはクリアデカールにも挑戦してみたいですね。ただ私のプリンタはCMYK4色インクのインクジェットなんで、「クリアデカールに白が出力できない」のが致命的です。実は一時、透明フィルムに白文字を印刷しようとして本気で悩んだことが・・・
あぁ、なるほど、白出力があったんですね! 失礼しました。<br>ホワイトデカールだと今度はカッティングに課題が生じるでしょうし、たしかに難しい問題っすね…。