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※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2005-11-06(Sun) [長年日記]
_ [江ノ電][Rail][Home] 江ノ電:タンコロ祭に行く
長男を連れて極楽寺に「タンコロ祭」を見に行く。今でこそ江ノ電と言えば連接車だが、昔は路面電車とさほど変わらない車両が単行や2両連結で走っていたのだそうだ。そのような「一両で走れる電車」は「タンコロ」と呼ばれ親しまれたのだが、その生き残り、極楽寺車庫に自走可能な状態に維持され保存されている108号車が公開される年に一度のイベントが「タンコロ祭」である。風邪が抜け切らず少しだるかったのだが、息子にせかされつつ出発。藤沢駅からは「明治製菓号」1502+1552でいざ極楽寺。
_ 実は父子ともにタンコロ祭りに行くのもタンコロそのものを見るのもこれが初めて。江ノ電は今は「鉄道」であって「軌道(路面電車)」ではないのだが、106号を見る限りやはり路面電車の雰囲気たっぷりだ。
_ タンコロのほかには500形の前面が展示してあり、子供は制服制帽を着用して写真を取ることができた。車庫は全てシャッターが下ろされており、少し期待していた廃車後の304+354号の姿は見ることができなかった。
_ [江ノ電][Rail] 「極楽寺行き」「稲村ヶ崎行き」義経号
息子の好きな「義経」1101+1151は運転していない、との掲示が藤沢駅にあったのでちょっとがっかりしていたのだが、義経は極楽寺の車庫で休憩所として開放されていた。「あつまれ ちびっこ運転士」以来すっかり義経号のファンになった長男は大喜び。タンコロよりもむしろ義経が再び間近で見られたほうが嬉しかったようだ。さてその義経だが、江ノ電の配慮か方向幕が「稲村ヶ崎」途中から「極楽寺」になっていた。日常江ノ電を利用していない私にとっては非常に珍しいものを見た気がして嬉しかった。
_ [Home] 長男はカールおじさんが怖い
それほど広い構内ではないので一通り見て回るのもそれほど時間はかからなかったのだが、長男は途中から急に帰りたがりだした。「怖いのがいる!」という。よくよく聞いてみると、会場にいた「カールおじさん」の着ぐるみが怖いのだという。
大人からすると愛すべきキャラクターなのだが、言われてみればすごいひげ面だし大口開けているし、そうなのかなぁ、という感じ。但し怖いのは着ぐるみであって、明治製菓号の側面やグッズショップ、売店に描かれているカールおじさんのイラストは怖くないのだそうだ。「迫力ある3Dは怖い」ということなのだろう。
実は長男は実物の鉄道も怖がる。タンコロや500型の前に一人で立つことも嫌がったし、ホームなどで「写真撮るから電車の横に立って」といっても逃げてきてしまう。「動いてきて轢かれそうでいやだ」というが、これは危険に近寄らず自分の身を守るという点では正しい感覚とも言える。もっとも、プラレールくらいなら大好きだがもっと大きく音の出る汽車のおもちゃを怖がったこともあったのでまだ「迫力のあるものが怖い」だけかもしれない。