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※「きしゃにちゅうい」-- 「汽車」の描かれた「踏切注意」の標識 --
2006-06-13(Tue) [長年日記]
_ [misc][Rail] asahi.com:『「スタンド・バイ・ミー」まね線路に侵入 大学生4人』
「スタンド・バイ・ミー」まね線路に侵入 大学生4人[asahi.com]京福電鉄嵐山線の線路内に入り込んだとして、京都府警堀川署は13日、京都市内に住む同志社大の20〜21歳の男子学生4人を鉄道営業法違反容疑と軽犯罪法違反容疑で京都区検に書類送検した。4人は米映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公の少年たちが線路内を歩く場面に影響されたと話し、「青春の一ページをつくりたかった」などと供述しているという。
「青春の一ページをつくりたかった」あたりがいかにもトホホなニュースだな、と一通り笑ってからこういうことを言うのもなんだが。
これ、そんなに大ごとなんだろうか。
彼らを擁護するわけではないのだが、こんな話は昔は結構あったように思う。椎名誠の小説にも、貨物線の橋脚のすき間で宴会をしていて列車が来た、なんて話があった記憶がある。昔に比べれば列車頻度も増え速度も速いので、当然今はこんなことはすべきではない。しかし、「鉄道営業法違反容疑と軽犯罪法違反容疑で送検」はどうなんだろう。せいぜい現場でおまわりさんに注意されてオシマイ、くらいがちょうどいい話だと思うのだが。
終電は終わっていたとのことで、当人たちも列車を妨害してやろうとか危険だといった認識はなかっただろう。騒がしいので近所の人に110番通報されたために発覚したらしいのだが、4人でよっぽど大騒ぎしたのだろうか。それとも、駆けつけたおまわりさんにたてついたのだろうか。例のテロ以来、交通関係はこんなところも含めいろいろとキビシイのかもしれない。
前述の椎名誠の小説では、血の気の多い椎名青年たちもおまわりさんの言うことは表向きはいはい、とうまく受け流す処世術は持ち合わせていて、あとで交通安全のおまわりさん人形にその鬱憤を晴らすシーンがある。この件の4人も、「青春の一ページ」には十分なエピソードも出来たことだし、そのくらいの「大人の知恵」はこれで身についただろうか。
なお、鉄道にとって終電後の時間は「保線の時間」「試験・試運転の時間」でもある。終電だからといって線路に入るのは危険だ。「線路には立ち入らない」これが鉄道好きの大原則。
_ [Rail] JR北海道列車運行情報:「線路内を、車が走っている」
JR北海道列車運行情報[jrhokkaido.co.jp]より。【線路点検による列車への影響について】 平成18年6月13日13時49分現在
6月13日、13時33分頃、函館線 野幌〜大麻間の線路内を、車が走っていると警察より連絡があり、線路点検のため札幌〜江別間の列車の運転を見合わせています。
大学生の次は車か。こちらはスタンド・バイ・ミーとは関係ないらしい:)
詳細は不明だが、踏切での立ち往生などではなく本当に「軌道内を車が走っていた」ようだ。脱輪して踏切から出られなくなったのでほかの出口を探していたとか、酔って道路と間違って走ってしまった、などといった事例はたまに新聞で見かけることがある。いずれにしても、危険な話だ。
ただね。
これ、JR北海道管内の話なんだよね。
まさかとは思うが、DMVだった[jrhokkaido.co.jp](*pdf注意)なんてことは、ないよな! な!(念押し)